都市伝説を覆せ | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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昔からよく言われている、なんだか都市伝説みたいな教えってありますよね。

そういうの、近年たくさん見直されつつあるようです。
 
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
 
 
都市伝説的な
 
都市伝説ってなんでしょう。都市の、伝説…。ウィキペディアさんに訊いてみると…
都市伝説(としでんせつ、英: urban legend)とは、近代あるいは現代に広がったとみられる口承の一種である。大辞林 第二版には「口承される噂話のうち、現代発祥のもので、根拠が曖昧・不明であるもの」と解説されている。
とあります。
まさに! そういう教えってあったりしませんか!? 吹奏楽部には!
たとえば…
 
 
 
おなかに力を入れて
 
『おなかに力を入れて!』という教え。
おなかに力を入れて息をしっかり出して! みたいに、特に昔は言ったと思います。
これ、ただ苦しくて不自由なだけ。
近年では、『おなかは柔らかくして!』と言われる先生もみえます。
的を得ていますね。
力は、必要なときには自然に働く。作為的に使うものではないのです。
むしろ、それを邪魔しないことが大切だと思うのです。

 
音を前に飛ばして
 
『音を前に飛ばして!』という教え。
特に金管、トランペットやトロンボーンに対して言われることが多いですね。
ベルが前を向いているからでしょうね。
これも、あまりいいイメージ付けではないと思われます。
逆に力んだり音が固くなったりする原因になるようです。結果、むしろ鳴らなくなる…。
音は、空間に広がっていくものです。まわりの空間全体に。
そんなふうに思った方が、いい結果になるようですよ。
ついでに言うと、『ベルを上げて!』という教え。
以前にも書きましたが、不自然なかまえ方になる弊害は、想像以上に大きいのです。
 
 
腹式呼吸で
 
『腹式呼吸で吹きなさい!』という教え。
これで困ってしまう子もいます。
『おなかが動かなきゃいけないんだ』とか、『胸は動いちゃいけないんだ』とか、
そんなふうにおかしなイメージを持ってしまうと、どんどん呼吸が不自由になってしまいます。
そうではなく、普段の呼吸の拡大。
深呼吸って、みんなできますよね。それ。それを、拡大していく。
ここを使って、ここは使わないで、ではなく、身体を自由にして、全部を使って。
ついでに言うと、『おなかに息を吸って!』という教え。
弊害しかないと思います。おなかに息は入りません。
実際に起こっていることを正確に知ることは大切ですよ。
 
 
 
息のスピードを速く
 
『息のスピードを速く!』という教え。
もっとスピード感のある音が欲しくて言うのかもしれないけれど、弊害が多いのです。
息のスピードの実際は…
高い音ほど速く、低い音ほど遅く、つまり、音の高さによって決まっているのです。
たとえば2人でオクターブを吹いたら、それぞれの息のスピードは決して同じじゃない。全然違う。
逆に、同じ音なら、フォルテでも、ピアノでも、息のスピードは同じです。
同じ音をクレシェンドしても、息のスピードは変わりません。
特に中低音域で、息のスピードが速すぎてうまくいかなくなってしまっている子を、
これまでたくさん見てきました。
吹こうとしていることを、声で歌ってみる。
これも、役に立つのですよ。
 
 
ほかにもまだまだ
 
さて、こんな都市伝説な教え、ほかにもまだまだありそうですよね。
探してみる、見直してみることって必要かもですよ。
大切なことは、その結果、『どう変化したのか』ということ。
望む変化が起こったのか、それともそうじゃないのか。
そこが大切ですよ。そこに無頓着だから、都市伝説ができていくんですよね…。
 
さあ、あなたのバンドの都市伝説的教え、見直してみてくださいね。