いい演奏をつくるために意味のあることってなんだろう… | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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吹奏楽部のみなさんは、よりよい演奏や音楽をめざして練習されていますよね。

そのためにどんなやり方を取り入れていますか。それって、意味のあることですか。

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

 

あいさつや返事?

 

ツイッターに、こんなことを書きました。

あいさつや返事をする意味ってなんだろう、なぜ、あいさつや返事をするんだろう…

そんなことを考えてほしくて書いたのですが、こんな返信があったのです。

しなければならないからする、強制されてするあいさつや返事では、意味がありませんね。

以前にも何度か書きましたが、それではたとえば演奏でいったら、

『書いてあるからしました』っていうクレシェンドと同じです。

音楽として意味はありません。むしろ押しつけがましく、そんな演奏は聞きたくありませんよね。

ところが、この『強制あいさつ』や『強制返事』を、

生徒が主導して取り入れる例があるそうなのです。かなり意外でした。

一体なぜなのでしょう…

いわゆる強豪校(おかしな言い方だとは思いますが…)の練習やその映像を見て、

『このとおりにすれば上手くなれるんだ』と勘違いして、おかしなことを真似てしまう、

こんなこと、実際よくあることなのかもしれません。

でも、目のつけどころが、少し違うように思います。

 

上手くなりたい、いい演奏をしたいっていう向上心であれば、とてもいいと思うのです。

でも、ほんとうに、『いい演奏をしたい』のですか。それとも、『強豪校の真似をしたい』のですか。

後者であれば、あまり意味はないと思うのです。むしろマイナスにもなるように思います。

 

 

よその真似をすることって…

 

あいさつや返事に限らず、たとえば練習方法にしても…

そのバンドには無理のある基礎合奏(たとえばホルンはハイEsまで出てきたり)を、

『○○高校(全国大会常連校)がやっているのと同じ練習です』と、強行しているバンドがあったり…。

これ、意味があるでしょうか。上手くなれるでしょうか。

冷たい言い方をすれば、『〇〇高校と同じ練習をしている』ということに酔っているだけなのでは?

なんのために、それをやっているの? ほんとうに、プラスになっているの?

 

練習って、『なにをやるのか』ではなく、『いかにやるのか』が大切なのです。

ほんとうにいい演奏をしたいのであれば、ね。

 

 

言われたから、決まりだから、伝統だから?

 

これをやりなさいと言われたから、決まっているから、する練習

しなさいと言われたから、決まりだから、するあいさつや返事

楽譜にそう書いてあるから、する演奏

意味や意図もわからず、理解せず、無思考に、ただやる…

そんなあいさつや返事や練習や演奏では、実になることはない。

むしろマイナスになるだけです。

 

 

いい演奏のために大切なこと…

 

いい演奏をつくるために、ほんとうに大切なことってなんだろう…

それは、目的地(理想形)を持つこと。

つまり、いい音や、いい演奏をたくさん聴いて、そのイメージを自分たちの中に持つこと。

コンクールの演奏ばかりじゃなくて、もっともっと本物を聴くこと。

行き先、目的地、理想形、それがあるから、練習の効果が出るのですよね。

そして、出ている音や演奏、身体の状態、そういうものをよく意識に入れて、変化や違いに気づくこと。

これがとても大切なのですね。

 

真似をすることもいいと思うのです。ただ、なにを真似るのかが問題なのです。

 

あなたの吹奏楽部には、意味のない練習や決まりや風習や真似ごとはないですか。

いちど見直してみることも大切ですよ。