吹奏楽部のみなさんは、よりよい演奏や音楽をめざして練習されていますよね。
そのためにどんなやり方を取り入れていますか。それって、意味のあることですか。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
あいさつや返事?
ツイッターに、こんなことを書きました。
福見吉朗@fukurou293
練習のとき、あいさつや返事をすると、どんないいことがありますか。『元気になる』『積極的になる』『気持ちがいい』『活気が出る』『士気が上がる』『まとまる』『秩序ができる』『相手に自分が理解したことがわかる』『コミュニケーションが円滑になる』『つながりができる』…まだまだありますね。
2019年01月30日 22:29
あいさつや返事をする意味ってなんだろう、なぜ、あいさつや返事をするんだろう…
そんなことを考えてほしくて書いたのですが、こんな返信があったのです。
HMSUlysses@FHP10eGT
@fukurou293 一部の部活ですが、形式的な挨拶・返事を強制しているところがあります。指揮者の指示に対して「全員一斉にハイ(わかっているいないにかかわらず)」とか、みんな一列に並んで挨拶とか。 挨拶・返事が自然に出るような環境にしたいですね。
2019年01月31日 18:27
しなければならないからする、強制されてするあいさつや返事では、意味がありませんね。
以前にも何度か書きましたが、それではたとえば演奏でいったら、
『書いてあるからしました』っていうクレシェンドと同じです。
音楽として意味はありません。むしろ押しつけがましく、そんな演奏は聞きたくありませんよね。
ところが、この『強制あいさつ』や『強制返事』を、
HMSUlysses@FHP10eGT
@fukurou293 かなり例外ですが、生徒たちの方から望む場合もあるようです。 娘の吹奏楽部で指揮者への返事は「全員一斉にハイ」にしようと生徒が決めたり。 金管パートのそんなのアホらしいという反乱と、講師&先生のそういうものじゃないのよという指導ですぐにやめになりましたが。
2019年02月01日 02:27
生徒が主導して取り入れる例があるそうなのです。かなり意外でした。
一体なぜなのでしょう…
HMSUlysses@FHP10eGT
@fukurou293 どこからか(強豪校wのビデオか何か?)、子供たちが仕入れてきたようです。根がまじめで、うまくなりたい・いい演奏がしたい、という向上意識の強かった木管パートが率先していました。 それだけに根が深い問題が潜んでいるような気がしてなりませんでした。
2019年02月01日 02:33
いわゆる強豪校(おかしな言い方だとは思いますが…)の練習やその映像を見て、
『このとおりにすれば上手くなれるんだ』と勘違いして、おかしなことを真似てしまう、
こんなこと、実際よくあることなのかもしれません。
でも、目のつけどころが、少し違うように思います。
上手くなりたい、いい演奏をしたいっていう向上心であれば、とてもいいと思うのです。
でも、ほんとうに、『いい演奏をしたい』のですか。それとも、『強豪校の真似をしたい』のですか。
後者であれば、あまり意味はないと思うのです。むしろマイナスにもなるように思います。
よその真似をすることって…
あいさつや返事に限らず、たとえば練習方法にしても…
そのバンドには無理のある基礎合奏(たとえばホルンはハイEsまで出てきたり)を、
『○○高校(全国大会常連校)がやっているのと同じ練習です』と、強行しているバンドがあったり…。
これ、意味があるでしょうか。上手くなれるでしょうか。
冷たい言い方をすれば、『〇〇高校と同じ練習をしている』ということに酔っているだけなのでは?
なんのために、それをやっているの? ほんとうに、プラスになっているの?
練習って、『なにをやるのか』ではなく、『いかにやるのか』が大切なのです。
ほんとうにいい演奏をしたいのであれば、ね。
言われたから、決まりだから、伝統だから?
これをやりなさいと言われたから、決まっているから、する練習
しなさいと言われたから、決まりだから、するあいさつや返事
楽譜にそう書いてあるから、する演奏
意味や意図もわからず、理解せず、無思考に、ただやる…
そんなあいさつや返事や練習や演奏では、実になることはない。
むしろマイナスになるだけです。
いい演奏のために大切なこと…
いい演奏をつくるために、ほんとうに大切なことってなんだろう…
それは、目的地(理想形)を持つこと。
つまり、いい音や、いい演奏をたくさん聴いて、そのイメージを自分たちの中に持つこと。
コンクールの演奏ばかりじゃなくて、もっともっと本物を聴くこと。
行き先、目的地、理想形、それがあるから、練習の効果が出るのですよね。
そして、出ている音や演奏、身体の状態、そういうものをよく意識に入れて、変化や違いに気づくこと。
これがとても大切なのですね。
真似をすることもいいと思うのです。ただ、なにを真似るのかが問題なのです。
あなたの吹奏楽部には、意味のない練習や決まりや風習や真似ごとはないですか。
いちど見直してみることも大切ですよ。


