きょうは第九でした。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
きょうは、今年1つ目の第九でした。
第九って、奇跡のような音楽だと思いませんか。
音楽家が、耳が聞こえなくなる…
音楽家にとって、これ以上の不遇、不幸、悲劇って、ないと思うのですよ。
その中にあって、あんな希望と光に満ちた音楽が生まれた、あんな音楽を書けた…。
それが、まるで奇跡だとは思いませんか。
その不幸にくじけて力を落としていたら、絶対にあんな音楽は書かない。
そんな不遇の中からあの音楽を書けたということが、奇跡のようなことだと思うのですよ。
4楽章を聴いていると、感動で鳥肌が立ちますね。
涙が流れそうになります。
ベートーベンは一体どんな想いで、これを書いたのだろうか…。
ぼくも辛いことや苦しいことはいろいろと経験してきたけれど、
ベートーベンの境遇にくらべたら、どれもこれも大したことではないように思えます。
でもぼくはポンコツなので、くじけたり落ち込んだりしてばかりです。
あの音楽に触れると、ほんとうに信じられないような思いになるのです。
どうしてあんなに信じ抜けるのだろう…
自分の信じたものを、あんなにも美しく具現化できるなんて…
以前は第九をやっても、こんなこと思ったりしなかったのですけど…
中学生の頃、ベートーベンの運命を(録音で)聴いて、
1楽章を聴き終わって、『うん、2楽章はあした聴こう』ってなって、
結局それきり聴かなかった…
前に書きましたっけ。
そんな福見少年も、ベートーベンを聴いて感動するようになりました。まぁ進歩ですかね。
昔、アンサンブルで結婚式の演奏の仕事に行って、
両親への言葉のところで感動してもらい泣きしていたら、となりの先輩に、
「きょうは演奏しに来たのだからね」と叱られたのですが…
ステージの上で感動したっていいじゃない。
ところで、初めて第九をやったのは、大学生の時でした。
もちろんその時のことは、今でもはっきりとおぼえています。
書きませんけど…。
第九は、何度も吹きましたが、まだ歌ったことがないのですよ。
一度でいいから歌ってみたいかな…。
みなさんもぜひ第九を聴きに行ってみてくださいね。



