楽器にオイルやグリスをつけるのは何のためでしょう。
動きをよくするため。サビを防ぐため。そして…
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
吹奏楽指導で
学校指導に行くと、楽器のチェックをします。
スライドやロータリーの動きをチェックして、吹いてみることもあります。
この前、生徒の1人、
「最近音色が…」と…。
まず楽器をチェックして、吹いてみる。と、
なんだかオイルがない音がするんですね。
まず、ロータリーにオイル差しました。変わりますよ。
で、生徒に渡して、吹いてみてもらって…
そして、もちろんそれだけじゃなくて、その子に合ったアドバイスや考え方を伝えて、吹いてもらったら…
いい感じ。顔を見合わせてうなずき合って、それだけでもう伝わりますね。
音や鳴りも変わる
楽器って、オイルやグリスやクリームで、音や鳴りも変わるんです。
ずいぶん変わります。
オイルが切れていると、なんだか乾いた固い音だし、
グリスがないと、腰のない音になります。
トロンボーンなんて、テナーバスならロータリーは1コだけだし、抜き差し管は2コくらいしかない。
それなのに、けっこう変わるんです。
これがほかの、もっとたくさん可動部がある楽器だったら…
たとえばホルンとかだったら、劇的に変わるんじゃないですかね?
なにがいちばん影響があるか
さて、トロンボーンの場合だったら、
スライドクリーム(スライドオイル)、ロータリーオイル、グリス、
どれがいちばん、鳴りに影響があるのでしょうか。
おそらくグリスではないかと思うのです。
抜くとこたった2ヶ所しかないのに…
けっこう変わります。でかいです。
もしかしたら、マウスパイプを変えるのに匹敵するくらい変わるのではないでしょうか。
もちろん、変わる種類が違うので単純にくらべることは出来ないけれど…
グリスやオイルの銘柄で
前にも書きましたが、グリスやオイルの銘柄で、鳴りってけっこう変わるのです。
たとえばグリスなら、大雑把に言えば…
固いグリスはしっかり重い音。でも固すぎると鳴らなくなる。これ、壊れたかと思うほどです。
柔らかいグリスは明るくクリアで反応よく鳴ります。軽すぎると、軽薄で腰がなくなります。
ある楽器業者さん(N社)の人に言わせると、オイルの銘柄でも変わるそうです。
差してあるかどうかではずいぶん違いますが、銘柄でも…
もちろんスライドクリームでも変わります。
だから悩むわけです。
楽器に合うマウスピースを見つけて、それで終わり、じゃないから。
いろんな意味でセッティングは大事です
マウスピースの選択も含めて、楽器のセッティングに不安があると、
そういう安心できない要素が気持ちの上でのマイナスになりますよね。
自分の出したい音が出せる楽器の状態、そして自分自身の状態、
どっちにも不安要素があると、大変ですよね(*_*)。
ほんとうは自分に合っていないセッティングを、それと分からず我慢して使い続けていたこともあったし…
自分が悪いのか、楽器が悪いのか、見極められることってやっぱり大切です。
なんでも楽器のせい、でもダメだし、なんでも自分のせい、でもダメ。
じつは最近、グリス変えました。
ずいぶん変わりました。
やっと、決まったかな、と思ってます。
楽器メーカーは
メーカーが楽器を開発するとき、オイルやグリスをつけないで試すはずはないですから、
テストで使ったオイル類ってあるはずですよね…。それって、きっと自社製、ですよね。
なら、それとおんなじオイルやグリスがいちばん合う、のではないかな、と思うんです。
もちろん、ひとりひとりの好みの違いはあるでしょうけど…。
なのでぼくはまず、その楽器のメーカーのオイル類の中から探してみることにしています。
みなさんは、ちゃんと楽器のメンテナンスしてますか。
お気に入りのオイルやグリスはありますか。


