難しいパッセージ、難しいところじゃなくても、ゆっくりやってみることって大切だと思うのです。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
楽譜の音、全部身体に『入って』いますか?
楽譜に書いてある音、1つ残らず身体にちゃんと入っていますか?
自分の中に、音がありますか?
たとえば連符。
流れやフレーズ、かたまりで捉えることも大切なんですが、一方で…
その中の音1つ1つが、ちゃんと見えていること。
1つ1つの音すべてが、意識に入っていること。
そうでなければ、どんなに練習しても決して、美しい演奏になることはないように思います。
1つ1つのハーモニーとその流れ、全部身体に『入って』いますか?
曲の中のハーモニー、その響き、ちゃんと入っていますか?
構成音とか理屈とかではなく、その『響き』が。
それがなかったら、どんなにきっちりと和音分析できていても美しい響きはできない…
響きが身体に入っていることが大切なんですね。
何小節もハーモニーが変わらないこともあれば、
1拍ごとに、時にはもっと細かい単位で変化していったり…
その響き、全部入っていますか?
意識にありますか?
これ、大きいですよ。
どうしてゆっくりやることが大切なの?
どうしてゆっくりやることが大切なのでしょう?
ゆっくりやると、どんないいことがあるんでしょう?
フレーズの中の、1つ1つの音、流れの中の、1つ1つのハーモニー、
ちゃんと意識を向けて、自分の中に入れること、
そのために、ゆっくりやってみることが有益なんですね。
1つ1つの音やハーモニーにしっかり意識が向くくらいのゆっくりなテンポでやってみる。
そうして1つ1つの音やハーモニーをよく感じる。
それが大切だと思うのです。
テンポでやったときに、それが生きてきます。
さらに…
ゆっくりやってみると、1つ1つの音の感じ方やアーティキュレーションの微妙な違いも、
よくわかったりするのです。
発音の違いなんかもわかりやすかったりします。
なので合奏全体ですごくゆっくりやってみるのも有益だと思うのです。
音がただ読めているのと、それが意識に入っているのって、違います。
ちゃんと意識に入った音は、生きています。
自分の音だけじゃなく、全体の響きやハーモニーが入っていること。
ハーモニーや瞬間瞬間の響きに意識を向けるのが、響きの譜読みです。
ゆっくりやってみよう
ゆっくりやってみましょう。ちゃんと、そのゆっくりのテンポの流れの中で。
ゆっくりやるとテンポが乱れるのは、身体の中に流れがないから。
それではテンポでやってもできません。
自分の中に『流れ』があること。これ、大切ですね。
1つ1つの音、1つ1つの響き、よく感じながら、ゆっくりやってみましょう。
きっと、とてもプラスになります。

