部活動について『顧問に恵まれなかった、もっと部活に出て来てほしかった』という保護者の声が、
ある新聞の投書欄に掲載されたのだそうです。どう思われますか?
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
部活動の顧問やコーチって…
まず、学校の教員さんにとって、部活動って義務ではないのですよね。
時間外?労働で、しかも手当てもないのですよね。いわば、ボランティア。
子どもさんたちのために、善意で尽くしてくれているということなのですよね。
そして、コーチや外部講師さんたちだって、充分な報酬をもらっている人ばかりじゃない。
吹奏楽部だったら、合奏1回数万円なんてもらってみえる講師さんはむしろ少数で、
交通費になるかならないか程度の謝礼?で来てくれるボランティアさんが多いのではないでしょうか。
部活に出ていなくても
顧問の先生の仕事って、部活動の監督や指導だけじゃない。
いろいろな手配や事務手続き、大会のエントリー、遠征があれば下見や打ち合わせ、
楽器屋さんや業者さん、保護者さんたちとの連絡業務…
やることはたくさんあるのですよね…。
ぼくが高校の時の顧問の先生も、夏休みくらいにならないと部活に出て来られない先生でした。
でも、ぼくらが部活をできたのは、やっぱり先生のおかげなのですよね。いろんな意味で。
それに、毎日先生が来てくれないと活動できないのだとしたら、それって高校生としてどうなの!?
今思えば、やっぱりありがたかったな、と。ほんとうに。。
吹奏楽はお金がかかる
投書欄の部活動は吹奏楽ではなかったようですが、吹奏楽の場合だと、
楽器に楽譜、リードやオイルなど消耗品にホール代、遠征費…
吹奏楽って、とってもお金がかかります。
外部講師を呼ぶのにだって、もちろんお金がかかるのです。
誰がお金を調達してくれているのか…
おそらく、おもに顧問の先生ですよね。
保護者さんも、お金を出してくれているかもしれません。感謝ですね。
でも、保護者さんに理解してもらえるよう働きかけてくれているのは、顧問の先生。
そして、ときには先生のポケットマネーで賄ってみえたりすることもあるのです。
どこかであたりまえだと思っていませんか?
部活動ができてあたりまえ。
毎日練習ができて、先生が見てくれて、
楽器があって、楽譜があって、消耗品もそろっていて、
大会やコンサートができて…
やってもらってあたりまえ。誰かがやってくれてることすら忘れてる。
それどころか、それに対して不満まで…
生徒のみなさんは、知らないこともあるでしょうから仕方がないかもしれないけれど、
大人が、あたりまえだと思ったり、不満を投書してみたり、活動について外野からいろいろ叩いたり…
そういうのって、言ってしまいますが、もう、人としてどうなんだ!? というレベルだと思いますよ。
ちょっとだけ自戒も込めますが…。
まずは感謝ですね
毎日活動するために、ステージで演奏するために、
顧問の先生はじめ、どれほどの人たちが尽くしてくれているんだろう…
今、こうして活動できているのはなぜだろう…
そのことを、生徒のみなさんにもよく知ってほしいと思うのです。
もちろん、不満を言うなということではないのです。
意見を出し合って、より良い活動にしていくことは大切ですよね。
でもやっぱり、いちばん始めには感謝の気持ちを持っていてほしいと思うのです。
それがある団体は、やっぱりいい演奏をしますよね。比例しているようにも思えます。
演奏には、心が出るのですね。


