コンディション | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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コンクールが近づいてきて,練習にも熱か入ってきていると思います。

こういう時だからこそ,気をつけたいこと…。コンディション。

 

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家,吹奏楽指導者の福見吉朗です。
 

 

なんだか調子が悪いとき,誰でもありますよね。

吹きすぎだったり,なんだかムリな音の出し方をしていたり,

はたまた睡眠不足,体調のバイオリズムでも楽器の調子って変わってきます。

そのほか,いろいろな原因で,また,原因なんて思い当たらないのに,調子って変わってくる…。

ほんとうに微妙です。

 

まずは楽器をメンテしよう

調子が悪いな,って思ったら,あれこれ考える前に,まず疑うべきこと。

それは,楽器のコンディション

オイル,いつさしましたか? スライドクリームいつ塗った? グリスを塗り替えたのいつ?

楽器の内側,汚れていませんか?

木管楽器の人なら,この前楽器を調整に出したのって,いつでした?

 

まずは,オイルをさして,グリスを塗り替えてみましょう。

 

これだけで調子が戻ることなんて,よくあるのですよ。

それくらい微妙なのです。

逆に言うと,メンテがちゃんとされていない楽器で練習しているのって,どうなの?

 

それでも調子が悪い時には

どうにも調子が悪いと,いろいろ考えますよね。

これがいけないんじゃないか,ここが違うんじゃないか…

ああでもない,こうでもない,いろいろやってみたりして…

でも,そういうループにハマりそうになったら,少し休んでみるのもいいかもです。

そもそも,毎日吹いているのなら,週に1日くらいは楽器から離れる日を作ることは,

むしろプラスになったりもすると思うのです。

リセット,リフレッシュ。大切ですよ。

 

どうして調子は崩れるの?

調子が崩れるのって,ほんの,ほんの小さなボタンの掛け違えだったりするのです。

なぁんだ,そんなことなの!? っていうくらいの…

でも,その小さなことを原因にして掛け違えの連鎖が始まってしまうと,

なにがなんだかわからなくなってしまったりします。

それを解いていくのは,すごく大変なことなのです。

だから,その小さな原因のうちに,リセット,リフレッシュするのがいいです。

 

そもそも調子を崩さないために

毎日吹いていて,合奏などでは特に,どうしてもムリをしてしまうことって,やっぱりあると思うのです。

そんなとき,『このままいったらヤバイな』とか,『これはあとでリセットできるな』とか,

わかるようになって欲しいのです。

敏感になって欲しいのです。

このまま吹いたらあとで鳴らなくなるのに,今,無理やり音を並べても,いいことはないです。

また,そういう音の出し方で,いい音が出ることはないです。

 

大切なステージのために

この日に照準を合わせてコンディションを整えて…

そんなふうに考えるのもいいとは思います。

でもそれって,けっこう高度なことなのですよ。

体調に気をつける,とかならできるでしょうけど…。

だからむしろ,いつでもある程度吹ける感じをめざすのがいいと思うのです。

特別に思わないで。

 

 

コンクール,いいステージになるといいですね。

もちろんコンクールにかぎらず,ね。