コンクールが近づいてきて、練習にも熱が入ってくる季節ですね。
でも…
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
練習することで安心していませんか?
たとえば基礎練習、毎日これだけやるノルマ、こなして安心してませんか?
とにかくこれたけやるんだ、って、無理矢理こなして疲れていたりして…
練習すると安心する、しないとそれだけで不安。ぼくもあります。でも…
カートのレースをやっていた頃、練習に行くと、走行ごとに事細かにデータをつけていました。
ほとんど誰もそんなことをしていなかったので、チームの中ではデータマンなんて言われていました。
いや、いい練習をしていたなんて言うつもりはないです。そうではなくて…
レースで結果が出ないと,言われました。「データは分析できて初めて活きるんだよ」って…
要するに、データつけて安心してない? ってこと。
100回合わせて!
これ、前にも書きましたが…
ある学校に教えに行ったら、パート練習で、曲の、ある部分をひたすら何回も何回も合わせています。
訊くと、「ここを100回合わせなさいって言われました」と…
なんの変化もない合わせを100回繰り返して、なにか変わるんでしょうか? いい演奏になるんでしょうか?
100回合わせるのが目的なの?
上達って変化だ!
上手くなること、いい演奏になっていくことって、何でしょう?
どういうことだと思いますか?
それは、変化していくこと。そうですよね。
変化していくから、上手くなれる。
そして、その変化に気づくこと。敏感になること。
変化しない同じことを何回繰り返しても、上達することはない。
変化しても、その変化に気づいていなかったら、それが定着することはない。
望む変化を起こすよう考え工夫し実験すること。
そして、その変化を敏感に感じ取ること。
いろいろなやり方がある
たとえばなにかを練習する時って、ひたすら楽器で吹いてみるだけがやり方じゃない。
たとえば譜読みだったら…
楽譜に書いてある音やリズムなどが歌えて、指が動けば譜読みできたことになりますよね。
これ、楽器いらないですよね!
むしろ、楽器で音を拾うのだとしたら、自分の中に音がない状態で楽器を吹くのだとしたら、
それって、かえって下手になる練習なのではないでしょうか?
自分の楽譜が声で歌えることって、とっても大事。
そして、できないところがあったら、原因を知ること。
指の問題? 音がとれてないから? なにかの技術的な問題? 曲が入っていないから? それとも心理的なこと?
それによって、クリアの仕方もいろいろですよね。
自分が思っていたのとは違うところに原因があることも、よくあります。
理屈ではわかっているんだけれど…、ってこともありますよね。
もちろん、理想型があることが大事です。
練習の目的って…
なんのために練習するのでしょう。安心するため?
でも、もし何の変化もない練習を毎日繰り返しているのだとしたら、それで安心?
練習しても練習しても変化しないのでは、むしろ不安?
練習して安心する。楽譜に書き込みして安心する。ありますよね。ても…
ぼくも言われました。
「練習しても上手くならないのは練習のしかたが悪いからだよ」
そもそも、練習って、目的なの?
目的って、練習することでも安心することでもないですよね。
さて、なんのために練習するのでしょう。
