発音より前に,無意識にアンブシュアを作ろうとすることも,
やっぱり緊張の原因になる。
でもじゃあ…
HiBを吹くのもPedalBを吹くのも,音が出る瞬間までは同じかというと,
決してそうではない。
HiBを吹くつもりでかまえてPedalBを吹くと,
とっても違和感と緊張ができるし,
PedalBを吹くつもりで吹く瞬間にHiBに変えると,
その瞬間なにか準備している。身体のテンションが変わる。
なにが必要なことで、なにが余計なことなのだろう…。
でも、今は余計なことでも、かつては必要なことだったのだろう。
そういうの、ほんとうに多い。
楽器って,もちろん初心者の頃はそうではないけれど,
上達していくのって,新たなものを取り入れるのではなくて,
余計なことをやめること,いらないものを捨てること,だと感じます。
かつて調子を崩した時,それでも音を並べなければならなかったから,
無理矢理にいろんなことをしたんだと思う。
そのツケに,未だに苦しんでいたりもする。
調子を崩したことではなく,そこで無理なやり方を取ったことが,
その後にとてもマイナスになったと思う。
高校の頃,音大受験を決めたときも,
音大を受けるためにはHiBやHiCくらいは出なきゃならない,
と思い込んで,変なやり方で出しに行ったりした。
それもやっぱり,その後に軌道修正を余儀なくされた。
無理な方法や作為的なやり方で音を並べることって,
その後に,どれほど大きなマイナスになるか,計り知れない。
自然なやり方を見失わないこと,よく観察すること,
時間がかかることを受け入れること…
とっても大切だと思う。
コンクールにかけるのもいいけれど,
大切なことを忘れないでほしいな,と思います。