フルート奏者でアレクサンダー・テクニーク教師,嶋村順子さんのブログ
『呼吸と腕との関係は想像以上に大きい』とてもわかりやすいです。
読んでみてください。
今回のスライドの話とも関係します。
さて,トロンボーン独特の機構,スライド。スライド移動。
これ,身体のどんな動きを使っておこなうのでしょう…
まずはヒジ関節の動き,それから肩関節の動き。
この2つの動きを使いますよね。
この2つのコンビネーションがうまくいって初めて,手が直線の軌道を動くことができます。
スライドは直線ですから,手の軌道が直線にならないと楽器の角度が変わってしまいます。
と,スライド移動で楽器が揺れてしまいます。
これ,良くないですよね。
手は直線軌道を描く。これ,大切です。
でも…,遠くのポジション,7ポジション。
これ,楽器の角度を少しだけ下に向けると届きやすいです。
なので,あえて遠くのポジションでは楽器を少しだけ下に向けるのもアリだと思います。
さて,人間の腕,腕構造は,どこから始まっているか…
腕の始まりは?
じつは鎖骨も,腕の一部。
鎖骨と胸骨とは関節(胸鎖関節)でつながっています。
ここが,腕の始まり。
一昨日のブログ『ブレスの緊張と腕構造』でも書きましたが,
鎖骨のもう一方(外側)の端は,肩甲骨と関節でつながっています。
で,肩甲骨は肋骨の上に浮かんでいて,自由に動く!
そして肩関節は,腕(上腕)と肩甲骨との関節。
『鎖骨,(肩甲骨),上腕,前腕,手』
これが,腕構造。
遠くのポジションでは,鎖骨の動きも使ってあげる。
つまり,肩関節を,前へ出す感じ。
これで,届きやすくなります。
さて,去年のブログ『グリップについての考察。楽器を持つということ…』でも書きましたが,
トロンボーンの場合,左手で楽器を支えいています。
スライドが動く時,右手には重さをかけない。
右手は,まるで無重力で浮いているスライドを移動させる感じ。
でも逆に,スライドが動かない時(ロングトーンなど),
これ,右手でも重さを支えていいのです。
くれぐれも,スライドが動く時は右手で支えてはダメですよ。
それがちゃんとできれば,動かない時は右手で支えてもいい。
特に,遠くのポジションでは有効ですね。
ただ,ぼくのように7ポジションでヒモを使っていると…
こんなふうに…
なのでぼくは,7ポジションのロングトーン(滅多にありませんが)などでは,時には肩でも楽器を支えています。
基本的に肩では楽器を支えないのですが…
なにしろトロンボーンという楽器,スライドが動くことによって楽器の重心が動くのですから。
これで左手1本で支えていたら,その負担とそれに伴う身体の緊張が大きくて,かえってマイナスになることもあると思うのです。
一昨日のブログ『ブレスの緊張と腕構造』でも書いたとおり,腕構造って,呼吸にとても影響するのです。
さて,では続きはまた明日。。
