指導効果の上がるバンドと,あまり効果が上がらないバンド,
うまくなるバンドと,なかなか伸びないバンド,
なにが違うのか,ふと考えるきっかけがあったんですね。
理由はいろいろあるでしょうけど,
あまり効果が上がらないバンドって,待っているんですよね。
「こうしなさい」,「これをやりなさい」って言ってもらえるのを。
それが,指導していてもわかる。
ただ鵜呑み,言いなりにしかできない。ついていくだけ。
自分たちで考えたり,咀嚼したりできない。
主体性がない,言われたとおりにやることしかできない。
だから,そういう指導を待っている,欲している。
でも,そんな指導なんて,言ってしまえば,ありえないんです。
ただ言われたとおりにやりさえすれば上手くなれる指導なんて。
それで向上できることって,あんまりないと思うんですね。
対して,成長していくバンドって,個々に主体性がある。
言われたことをちゃんと考えて自分のものにしてくる。
疑問がわけば,どんどん質問もしてくる。
指導していても,思ったことや考えていることは伝えてくれる。
提案や,考えているプランも言ってくれる。
だから,一方的じゃない。食らいついてくる感じ。
一緒に考えたり探求したりしているという空気になる。
こういうバンドは,どんどん伸びます。めざましいです。
伝えたことをちゃんと咀嚼して自分たちのものにするから,
『えっ,これがもうできちゃうの!?』とか,
『こんなに変わるの!?』となる。
指導していて楽しさ倍増です。
前者のようなバンドが多分いちばん欲する指導者は,
「これをやりなさい」と断定する指導者。
もっと言えば,それが正しかろうが間違っていようが,
とにかく強い言葉で引っ張っていく指導者。
向上していくことより,付き従っていくことを望んでいる。
盲目的ですね。指導内容は,ある意味どうでもよかったり…。
きっと当事者たちはそうは思っていない。でも,そうなっている。
そういうバンドを指導したいタイプの指導者さんもみえるでしょうね。
対して,後者のようなバンドに必要な指導者は,
もちろん指導者自身も研究熱心で,いろいろ提案をしてくれて,
共に考えるというスタンスで導いてくれる指導者。
でも,これがほんとうはあるべき姿だと,ぼくは思うんですね。
もちろんほかにもいろいろな要素があると思います。
でもこういう違いってとっても大きいと思うんです。
キャラクターの違いって言ってしまうと違う気がしますが,
ほんとうに学校によって全然違いますね。