サックスだとテーブルキーを上にだとか,
トランペットだと2番抜差管を上にだとか,
置き方って決まりがあったりしますが,
トロンボーンの置き方には特に決まりがありません…。
でも,なにしろ長い楽器ですから,置き方には気を使いますよね…
いろいろな置き方を,きょうはちょっと分析してみたいと思います。
まず,もしかしたらいちばん多い,これ…
楽器にもよりますが,ウォーターキー,マウスピースリム,主管抜差管の3点で楽器の重さを支えていますね。
デリケートなスライドに荷重がかかってしまうこと,
マウスピースが机なり床なりに触れてしまうこと,
これが,この置き方の問題点。。
多くの楽器のアウタースライドは真鍮ですよね。
真鍮って,7割くらい銅ですから,やわらかい金属なんです。
それが,楽器にもよりますが,厚さ0.25mmとか…。
ほんとにデリケートなんです。
ケースから出す時,スライドの真ん中を持っていると,少しずつ曲がっていく,なんて話も聞きます。
ちなみに,アウタースライドとインナースライドのすき間は0.1mm!
もちろん,楽器にもよるでしょうけど…
次に,同じくらい多い,これ…
楽器にもよりますが,ウォーターキー,ベルの縁,それからロータリーの軸!で楽器の重さを支えています。
この置き方は,マウスピースは床に触れませんが,
やはりスライドに荷重がかかってしまうこと,
(1番目のペタ置きほどではないですけども…)
それから,ロータリーの軸に荷重がかかってしまうことが問題点。
そして,わりあい少数派ですが,この置き方…
マウスピースリム,ベルの縁,主管抜差管で楽器の重さを支えています。
この置き方は,マウスピースは触れてしまいますが,
スライドやロータリー軸がフリーになること,
それから,すぐに持ってかまえられるところが長所。
マウスピースは外して置く人もいますね。
あとは,ケースを開いてそこに置くってのもあります。
それから,イスに置く置き方も,2種類ありますよね…。
いずれにしても,机や床やイスに楽器を置くのは,ほんとうはオススメできません。
過去に,イスに置いた楽器を間違って蹴られたことがあります(>_<)
それから,机の上の楽器が床に落ちる瞬間を見たこともあります(>_<)
では,どうしたらいいのか…
やはり,スタンドを使うのがいちばんですね。
でも,スタンドだって倒れることはあります。
ケースに入るコンパクトスタンドは便利ですが,できれば頑丈なやつのほうが安心です。
あっ,部屋にスタンドが立ててあって,楽器もそこに立てっぱなし,なんて人もいるかもしれませんね。
ぼくも時々そうです(・∀・)
いつでも練習できます♪
でも日本は地震国ですから,これもほんとうはオススメできません(>_<)
楽器は吹き終わったらちゃんとケースにしまいましょう(^^)