楽器の置き方 | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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トロンボーンを机や床に置く置き方,何種類かありますね。

サックスだとテーブルキーを上にだとか,
トランペットだと2番抜差管を上にだとか,
置き方って決まりがあったりしますが,
トロンボーンの置き方には特に決まりがありません…。
でも,なにしろ長い楽器ですから,置き方には気を使いますよね…

いろいろな置き方を,きょうはちょっと分析してみたいと思います。


まず,もしかしたらいちばん多い,これ…

置き方その1


よく見る置き方です。ペタ置き(命名/フクロウ)。。
楽器にもよりますが,ウォーターキーマウスピースリム主管抜差管の3点で楽器の重さを支えていますね。

デリケートなスライドに荷重がかかってしまうこと,
マウスピースが机なり床なりに触れてしまうこと,
これが,この置き方の問題点。。

多くの楽器のアウタースライドは真鍮ですよね。
真鍮って,7割くらい銅ですから,やわらかい金属なんです。
それが,楽器にもよりますが,厚さ0.25mmとか…。
ほんとにデリケートなんです。
ケースから出す時,スライドの真ん中を持っていると,少しずつ曲がっていく,なんて話も聞きます。
ちなみに,アウタースライドとインナースライドのすき間は0.1mm!
もちろん,楽器にもよるでしょうけど…


次に,同じくらい多い,これ…

置き方その2


これもわりあいよく見られます。V置き(命名/フクロウ)。。
楽器にもよりますが,ウォーターキーベルの縁,それからロータリーの軸!で楽器の重さを支えています。

この置き方は,マウスピースは床に触れませんが,
やはりスライドに荷重がかかってしまうこと,
(1番目のペタ置きほどではないですけども…)
それから,ロータリーの軸に荷重がかかってしまうことが問題点。


そして,わりあい少数派ですが,この置き方…

置き方その3


関西方面で時々見る気がします。逆さ置き(命名/フクロウ)。。
マウスピースリムベルの縁主管抜差管で楽器の重さを支えています。

この置き方は,マウスピースは触れてしまいますが,
スライドやロータリー軸がフリーになること,
それから,すぐに持ってかまえられるところが長所。


マウスピースは外して置く人もいますね。
あとは,ケースを開いてそこに置くってのもあります。
それから,イスに置く置き方も,2種類ありますよね…。


いずれにしても,机や床やイスに楽器を置くのは,ほんとうはオススメできません
過去に,イスに置いた楽器を間違って蹴られたことがあります(>_<)
それから,机の上の楽器が床に落ちる瞬間を見たこともあります(>_<)
では,どうしたらいいのか…

やはり,スタンドを使うのがいちばんですね。
でも,スタンドだって倒れることはあります
ケースに入るコンパクトスタンドは便利ですが,できれば頑丈なやつのほうが安心です。

あっ,部屋にスタンドが立ててあって,楽器もそこに立てっぱなし,なんて人もいるかもしれませんね。
ぼくも時々そうです(・∀・)
いつでも練習できます♪
でも日本は地震国ですから,これもほんとうはオススメできません(>_<)
楽器は吹き終わったらちゃんとケースにしまいましょう(^^)