某,作曲賞,ファイナル試奏審査のリハーサルでのこと…
ぼくの曲はマーチだったのですが,最後のクライマックスに『ff 』を書いていました。
もちろん,どの楽器にも。。
と,最初に通した時,ホルンの強烈なあとうちが(゚o゚;;
『だってフォルティシモって書いてあるやん…』って言わんばかりの…(;・∀・)
「ホルンさんすみません,あとうちなんで,少しラクに吹いていただいて…」とリクエストする,ぼく…(;・∀・)
まっ,知っててやってるのはわかっているんですけどね(^^;
それからは,フォルテ2つは熟慮を持って書くことにしました(・∀・)
さて,この楽譜を見てください。
この箇所,mf なんですが,楽譜のいちばん上のパート,きっとパート譜だけ見ると,大きめから入ってディミヌエンドしてmf になるのか,それとも,現在の強弱からディミヌエンドして,次の小節でmf に戻る(上がる)のか,わかりませんよね。
でも,下の2つのパート(ホルンなんですが)を見れば,mf の中でクレシェンドディミヌエンドしているということがわかります。
そのディミヌエンドなんだとわかれば,どう演奏するのかわかりますよね。
それをひと目でわかるような指示をわざわざぼくは書きません。
読み取ってよね,ということ。
それから,書こうかどうしようか迷ったことは,基本,書きません。
書いてしまうと,しなければならないこと,に,なってしまいます。
表現を,そういうふうにはしたくありません。
でも,書いておかないと時には混乱を招くものもあります。
たとえば,弦楽器のボウイング・スラー。
弦楽器は通常,セクションで弓の動きを合わせる必要があります。
どう弓を使ったらいいのか,楽譜をぱっと見て読み取れるように書いておくのです。
なので,弦楽器の楽譜を書く時には当然,ボウイングを意識しています。
ボウイング,スラーがないと,時には現場が紛糾(大げさですが)することもあります。
弦楽器セクション残業?になったり休憩がなくなったりするわけです。
なので,ボウイングを意識して楽譜を書いておくことは,新曲リハ本番なんて時には必須なんですね。
もちろん,ぼくが思ったボウイングを現場で変更されることもあります。
と,それをうしろから見ていて,
そうか,こういうのは,こういうふうにするのか…,と,勉強になったり…
オーケストラのトロンボーンって,いちばんうしろからみんなのことを観察できるし,しかも割合ヒマですから,楽譜を書く視点でもいろいろすごく勉強になる環境ではあるわけです。最高ですね(・∀・)
だから,トロンボーン吹きは楽譜を書く人が多い。
指揮者も多い。。
