バンド指導
「こんな音がほしい」
「こんなふうに演奏してほしい」
あるいは,
「こうしちゃいけない」
「こうならないように」
と伝える先生は多いのだけれど,じゃあ,
どうしたらそれができるのか(単なるお題目ではなく!),
どういう意識,どういうプラン,どういう考え方で演奏したら,それが実現できるのか,実現に近づいていけるのか,
それを伝えてくれる指導者って,少ないと思うのです。
ちなみに,聴いていてどんなに思うことがたくさんあったとしても,
ぼくは人のレッスンには絶対に口出ししないことにしています。
さて,ぼくが心がけていること…
まず,観察(聴く,見る)して,もっとこうなったらいいな,と思ったとします。
それは一旦置いておいて,
「今の箇所,もっとどうしたい? どうなりたい?」
って訊いてみます(もちろん,訊かないこともあります)。
返ってきた答えと,自分が思たことが一致することも多いです。
で,じゃあそうなるために,どんな考え方で吹けばいいのか,それを伝えていきます。
もちろん,どうしたらいいのかわからないことだってあります。
なんでも全部わかるわけではないです。
今,この演奏になっているのには,何らかの考え方がありますよね。
「どんなことに気をつけてる?」
「どうしようとしてる?」
って訊いてみることもあります。
あるいは,
「もしかして,◯◯しようと思ってる?」
(たとえば,『音を遠くに飛ばそうと思ってる?』とか…)
って訊いてみることもあります。
と,返ってくる答えに,やっぱりそうなんだ,って思うことも多いです。
生徒に何かを尋ねる時は,自分の中にも答えを持って訊きます。
もちろん音楽ですから、唯一の正解があるわけではないです。
どうすれば思った演奏に近づけるのか,どうしたらそれができるのか,それを伝えるのが指導だと,ぼくは思うんですが…
あるいは,もっとこうなったらいいよね,って提案したり…
でも,そういう先生って少ないから,考えてしまうことがあります。
もしかしたら、こういう指導ではダメなのではないか…
とにかく「こう吹いて」って課題を与えることだけが大事なのか…
って…。
部活動,吹奏楽部の目的って,何だろう…
とにかく目標に向かってがんばることが目的?
がんばっている自分たちに酔うこと?
がんばる過程だけが大事なの?
もしそうであるのなら,とにかく目標(課題)を与えることだけが必要なのかもしれないですよね。
もしかしたら,そういうふうに考えてみえる先生も多いのかもしれないですね…
ぼくは,望む表現に近づいていくこと,より自由に音楽できるようになることが,ひとつの目的だと思うのです(もちろん,それだけではないと思います)。
なので,どうすればそこに近づいていけるのか,そのためのプランや考え方を(その子たちの中から)見つけていってあげた方がいいと思っていますし,それが指導だと思っています。
どうなんでしょうか…。みなさんは,どう思われますか?
教えてみえる先生方も…
学校吹奏楽部の生徒さんたちも…