俯けるばかりの帰路や赤のまま
「雲の峰」2024年12月号青葉集掲載。
「赤のまま」とはアカマンマの事。タデ科の一年草・犬蓼の花を指すが、その赤い粒状の花を赤飯になぞらえて、こう呼ばれている。畦道などに群生する花で、好きな季題でもある。この時期、発達障害の影響で仕事が辛くなり退職。就労移行支援センターへ通う日々が続いていた。当初は楽観的だったが、時々将来の事を考えて落ち込む事もあった。そんな時は視線が自然と下を向く。向いた先には鮮やかなアカマンマ。その鮮やかな赤い粒々が、落ち込んでいる私の心を見透かしたように見えて詠んだ句。
お陰様で、今は障害者雇用で定職に就いているが、今度は趣味の俳句の世界で自信を失いかけている。上手に詠まなければと、過剰に思いすぎる悪癖が復活して、思うように詠めない日々が続いている。少し前は直感で詠んでいたのだが、それがだんだん通じなくなっている焦りがある。やはり基本に忠実でないといけない。趣味を楽しむためには、質の良いものを追求せねばならない。これからも勉強を続ける意欲は持ち続けたい。
いいものに触れるのも勉強のうち。そんなイベントのご案内を一つ。
大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部 スペシャルコンサート
毎年恒例の京田辺市民まつり(たなフェス)に於きまして、淀川工科高校吹奏楽部がスペシャルコンサートを開催します。
京田辺市内3中学吹奏楽部、大住シンフォニックバンドとの合同演奏もお楽しみいただけます。
とき 2025年11月2日(日) 開場12:30 開演13:00
ところ 京田辺市田辺中央体育館
入場料 大人2,000円 中学生以下1,500円(全席指定)
詳細はたなフェス特設ページをご覧ください。
多数のご来場、お待ち申し上げます。
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