文机に残る絶筆添水鳴る
「雲の峰」2024年12月号課題俳句「鹿威し・添水・ばったんこ」入選句。
「雲の峰」課題俳句の兼題は、いつも頭を悩ませるような難しい季題が出る。「必ずこの季題を使わなければならない」というプレッシャーがそうさせているのかもしれない。この時期、たまたま芦屋市谷崎潤一郎記念館を訪れた。文豪・谷崎潤一郎が生前好んでいた数寄屋造りの邸宅を模した建物と庭園からなり、遺族から提供された谷崎愛用の文机などの遺品が展示されている。文机は庭を見渡せる書斎に設置され、上には原稿が置かれ、そこから添水が見える。私が訪れた日は強めの雨が降っていて、水量も多く、添水の音が大きく鳴り響いていた。いかにも谷崎が生き返って原稿を書きそうな雰囲気に感銘を受けて詠んだ句。
間もなく文化の日。俳句や詩歌、文学作品も文化芸術の一つ。秋に限ったことではないが、こうした文化芸術に触れる機会が増えれば、心穏やかになる。秋は特に季題が豊富な時期。想像力を巡らせて、句作に励みたい。
そんな文化輝く秋にふさわしいイベントを紹介します。
大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部 スペシャルコンサート
毎年恒例の京田辺市民まつり(たなフェス)に於きまして、淀川工科高校吹奏楽部がスペシャルコンサートを開催します。
京田辺市内3中学吹奏楽部、大住シンフォニックバンドとの合同演奏もお楽しみいただけます。
とき 2025年11月2日(日) 開場12:30 開演13:00
ところ 京田辺市田辺中央体育館
入場料 大人2,000円 中学生以下1,500円(全席指定)
詳細はたなフェス特設ページをご覧ください。
多数のご来場、お待ち申し上げます。
↓コチラも併せてご覧ください♪↓
俳句を始めませんか?

