落ちてなほ純白芙蓉ならんとす

「方円」2022年11月号円象集掲載。

奈良・宇陀市、道の駅うだ周辺のハイキングコースを訪れた際の一コマ。まだまだ残暑厳しい9月。真白な芙蓉の花が咲いていた。芙蓉は朝開いて夕方しぼむ花。咲いている足元には散った芙蓉の花の残骸が落ちていたが、落ちて間もない花は鮮やかな白が残っていた。最後の最後まで、己を誇る姿。その健気さに感動して詠んだ句。

「この人は落ち着いてやれば出来るのに、テンパってしまう」と言われている人がいた。かつて私も言われた言葉。焦って自分を見失い、大きな失敗をして落ち込んでしまう。そして、「自分はできない人間」と思い込んで、さらに落ち込んでしまう。私の場合、それは障害特性によるものだと知ったとき、気持ちが軽くなった。しかし、世の中そんな人ばかりではない。「自分はできるはずなのに」と焦ってしまって、理想の自分と実際の自分が乖離してしまう。それが我慢できなくて、余計に自分を見失うという人が多いだろう。至極単純なことを言わせてもらえるなら、一度深呼吸をして、決して自分を見失わない事。自分に自信を持つこと。これが大切だろう。わかってはいるのだが、なかなかそうは行かないかもしれないが、まずは落ち着くことにしよう。

 

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