暫くは空を楽しむ春の雲

「方円」2017年5月号円象集掲載。
実に単純明快な句。恥ずかしながら、どこでこの句を詠んだのか、どういうシチュエーションだったのか、全く覚えていない。晴れた日、ふと空を見ると、雲がゆっくりと漂っている姿をよく見る。その様子は確かに「空を楽しむ」ように見える。「雲が楽しむ」という表現がいささか引っ掛かる部分があるが、詠んだ本人が場面を忘れてしまうぐらい、雲の様子を素直に読んだ句。</p>
3月35日は「散歩にゴーの日」との事。全く知らなかった。これに因んで、近所を散歩しているような情景の句を、過去の作品から探してみた。俳句を始めた30代前半の句は、明らかに句作のために遠出をして、そこでの情景を詠んだ句が多かった。また、「どこかへ行って新鮮な風景を見なければ詠めない」という固定観念があった。それが最近の句になると、そうした句は少なくなっていった。単純に、目の前にある風景を、素直に表現すればいい。それに気づくのに、20年以上かかってしまった。ようやくリラックスして風景が見えるようになったので、これからも気楽に、あまり難しく考えずに句作に臨みたい。

 

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