菜の花や護岸工事の昼休み
「方円」2007年4月号雑詠掲載。
山の頂上から下を見た風景。場所ははっきりと覚えていないが、石清水八幡宮のそば、男山の展望台から木津川方面を見たと思われる。すぐそばに川があり、そこで護岸工事をやっている。その近くには菜の花畑があって、鮮やかな黄色が目に飛び込んでくる。今はお昼休みで作業者もいない。そんなのどかな風景を詠んだ句。
いつも歩いている散歩道で、ある時菜の花を見つけた。畑の隅に一株だけ咲いていた。寒い寒いと言っても、ちゃんと春には菜の花が咲く。早速句にしようと思ったが、なかなか思い通りにいかない。3度推敲して、まだ何とかなるのではと、現在悩んでいる最中だ。恐らく自分の中では「上手く詠まないと」という焦燥感と、「上手く詠んでやれ」という下心が交雑している状態。それが考えすぎという現象を招く。こんな時は昔詠んだ句を見直してみる。表現が若い部分はあるが、見たものをそのまま詠んでいる。基本はこの姿勢でいいのだ。そう思い直して、頭をクリアにして、もう一度詠みたい風景に戻る。今は頭のクールダウンが必要なのかもしれない。
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