椿の実閑谷校の赤瓦

 

「方円」2016年10月号円象集掲載。

椿の実は秋の季語。肉厚で艶があり、熟すると開いて2、3個の種が現れる。種を絞って巣履き油を取り、化粧品などに利用する。閑谷校とは、岡山藩主池田光政が1670年に建てた、日本で初めての庶民のための学校で、赤い屋根瓦が特徴的な講堂が特に知られている。2016年、家族で岡山県備前市を訪問。詳しくは覚えていないが、恐らく備中松山城を訪れた際、その道すがら訪れたと思われる。赤瓦の荘厳な建物の周辺には椿が実を付けており、椿独特の艶を見せてくれた。講堂に目をやると、赤瓦が整然と屋根に並んでいる。その色と艶のコントラストに惹かれて詠んだ句。

両親が亡くなってから、宿泊を伴う遠出を一度もしていない。何となく、長期間家を空ける事に抵抗があって、最近は日帰りで済む程度の場所しか訪れていない。時間があれば、そろそろ遠出の計画も立てたいところだ。私は毎朝律儀に仏壇にお仏飯を供えてから出かけている。その習慣を、泊りのために欠かしたくないという、変なこだわりがあるのも事実。自分の行きたいところへ羽根を伸ばしに行くと言えば、仏様もお許し下さるだろうか。

 

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