春寒し富士より続く雲の列

 

「方円」2004年4月号雑詠掲載。

2月23日は富士山の日。静岡県・山梨県が共同で制定したもので、「ふじさん」「ふじみ」の語呂からこの日に制定された。この句は今から20年前に詠んだ句。恐らく出張か研修で関東に出向いた際、新幹線の車窓から富士山を見たと思われる。私が新幹線に乗るとだいたい天気が悪く、富士山あたりで曇ったり雨だったりという場合が多いが、この日ははっきりと見えた。富士山の頂上から湧き出てくるような雲が、一列になって浮いている光景が見えた。季節は2月。まだ寒い日が続いていたが、今日一日が素晴らしい日でありますようにと、祈りながら詠んだ句。
私は富士山に登った事はおろか、近寄った事すらない。ごくまれに乗る新幹線の車窓から眺めた事が数回。旅行先の久能山天満宮から眺めた事が1回あるだけ。私にとっては遠い存在だ。山登りにしても、200メートル級の低山を、息を切らせながらやっと登る程度なので、富士山なんてとてもとてもと思ってしまう。亡くなった父はよくハイキングやトレッキングをしていた。富士山は登ったのかどうか知らないが、ハイキングでも健脚コースを歩いていた。葬儀を終えてお骨を拾う際、大腿骨が標本のようにはっきりと残っていた事に驚いたものだ。私も見習って、普段から歩くようにせねばならない。

 

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