今朝の霜消ゆることなく昏れにけり

 

「方円」2023年3月号円象集掲載。

初詣からの帰り、一人で近所の古墳や史跡などをぶらぶらと歩き回る。いつも初詣に訪れる神社の周りは田園風景。寒い朝、畦道に霜が降りる。翌日、同じ道を散歩してみると、同じ場所に霜が降りている。その風景を見ると、昨日の霜が残っているのかと錯覚する。昼になると気温が上がるので、そんな事はないだろうと思うが、ちょうど影になっている部分なので、そう思ってしまう要素もある。霜とはすぐ溶けてなくなる儚いもの。それが一生懸命生き残ろうとしている。そんな風に感じて詠んだ句。

すぐ消えてしまうものもあれば、いつまでも残っているものもある。先程、このブログを執筆中に、PCが「記憶領域が残り少なくなっています」というメッセージを表示した。見ると、240GB近くあるハードディスクが、何と残り90MB。何を後生大事に記憶させているのかと思って見てみると、ダウンロードファイルとゴミ箱。そしてバージョンアップに伴い使わなくなったアプリ。使わないのに残している。削除したら残り容量が一気に11GBになった(それでもあまり改善されていないが)。普段の生活でも、私は掃除と整理整頓が大の苦手。絶対に使わないのに、何故か残してしまっているものが多数ある。こまめに整理しなければ、自分の生活スペースまでキャパオーバーになってしまう。気を付けなければ。

 

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