そろそろ、各地で吹奏楽コンクールの結果が出始めた。2023年の吹奏楽コンクール課題曲では、天野正道作曲の連盟依嘱作品、「レトロ」が話題をさらっている感がある。故・岩井直溥氏最後の課題曲、「復興への序曲『夢の明日に』」以来10年ぶりのポップス課題曲。若い人には新鮮に感じたようだ。
2012年より、毎年課題曲公募、朝日作曲賞に応募し続けている私も、ポップスを3曲応募している。今日はその3曲をご紹介したい。
あの空へ
2015年 第26回朝日作曲賞応募作品。
一次審査通過。
僕たちの夏
2019年 第30回朝日作曲賞応募作品。
最終審査進出。
21世紀の吹奏楽「響宴」応募作品
パシフィズム!
2020/2021年 第31回朝日作曲賞応募作品。
一次審査落選。
1990年代初め、鈴木雅之「MARTINI」というアルバムが発売された。その中は、小田和正、山下達郎といった名だたるアーティストの曲が名を連ねていた。聞いてみると、鈴木雅之が歌っているが、曲調は明らかに小田和正であり、山下達郎だった。みんなそれぞれ曲に個性が出る。私のような素人でも、自分が意識せずとも、自分の個性が出てしまう。音楽でも、俳句でもそうだ。今回ご紹介した3曲も、どことなく雰囲気が似ている。しかし、今年の課題曲「レトロ」を最初に聞いた時、その引き出しの多さに感嘆した。やはり、物を作るには、豊富な経験と柔軟な発想が必要なようだ。
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