凡人として過ごしたる文化の日
11月3日は文化の日。もとは明治天皇の誕生日・明治節または天長節だったが、1948(昭和23)年、日本国憲法公布を記念して、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ための日とされた。この日は文化に貢献した人が文化勲章を授与されるが、今年の顔ぶれを見ても、やはり立派な方々ばかり。長年の努力の積み重ねが、この場にいさせてくれると言ったところか。私はと言えば、長年趣味で吹奏楽を続け、俳句を続け、それぞれ音楽が好き、俳句が好きな人にはなった。一部の方々にはそれなりに評価して頂くようにもなったが、あくまで私の周りだけの事で、あくまで趣味の領域。全体としてみると、凡人の部類に入る。そんな凡人でも、文化に携われる日。この日私はとある場所へ吟行とハイキングを兼ねて出かけた。凡人ながら、日常生活から少し離れて、文化の日を楽しむぐらいは許されるだろう。そう思って、単純ながら詠んだ句。
「積み重ね」に当たるかどうか別として、こと俳句に関しては、気が付いたら詠むようにはしている。回数を重ねる事によって、何かを得られるという信念のもとの話。しかし、そこにどうしても自分の考え、「こうあるべき」という形式のようなものに縛られて、「上手く詠もう」と思いすぎるあまり、頭の中で切り捨ててしまう。推敲は必要だが、頭の中だけでむやみに切り捨てる必要はないのではないか。そう思うようになった。もう一つの趣味、吹奏楽の世界では、毎年吹奏楽コンクールの課題曲公募、朝日作曲賞にチャレンジしている。それをある人に聞かせたら、「可もなく不可もなく」という感想が帰って来た。やはり世の中に多く溢れている音や言葉をもっと敏感に捉えて、自分の中に何でも吸収する姿勢がないと、いつまで経っても凡人で終わると思わねばならない。
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