大寒やリトルリーグの檄の声

 

「方円」2008年3月号雑詠(現・明象集)掲載。

暫くお休みしていました。またよろしくお願いします。

二十四節季の一つ、大寒は一年で最も寒い季節。1月20日頃に当たる。そんな寒い中、小学校の校庭から元気な掛け声が聞こえる。少年野球の練習試合をやっていた。「檄の声」とは少し違うかもしれないが、この寒い中で声を出して体を動かす。「子どもは風の子」とはよく言ったもので、その元気な姿にあやかりたいと思って詠んだ句。この句はこの年の月例句会に出したが、やはり「檄の声」という言葉が引っ掛かったのを覚えている。結局そのまま校正せずに掲載された。

ブログをお休みしていた理由。1月15日、第5回京田辺バンドフェスティバルが行われ、準備に追われていた。この状況下、本当に開催できるのかという不安があった。実際2団体出演辞退した。そんな中で無事開催されたイベント。出演者の大多数が中学生。1年生にとっては初めての本番だったという。期待と緊張の中、この寒い季節にあって、会場は熱気を帯びていた。やはり人には仲間が必要なんだと、改めて思った。今は爆発的な感染拡大の影響で、再び人に会うのも憚られることになるかもしれないが、出来る範囲で仲間との繋がりを大切にしたいものだ。

 

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