遠雷や怒り窘めらるる夢

 

昨晩は腹の立つことがあり、それに普段からの鬱積した不満が重なり、酒をかっ食らってすぐに床に就いた。外は雷雨。怒りでなかなか寝付けず、ずっと怒りっぱなしだった。そんな感情が残ったのか、誰か見知らぬ人に窘められる夢を見た。再び目を覚ましたのは夜中2時過ぎ。そんな夢を見た自分にも腹が立ち、結局朝になっても怒りは収まらなかった。遠くで怒っているように聞こえる雷に自分を投影して、情けなく感じて詠んだ句。

幼少期から学生時代にかけて、変な事ですぐ怒っていた。融通が利かず、無駄に頑固だった性格も相まって、よく怒っていた。社会人になって、自分が怒られる事が多くなり、ちょっとした事ですぐ怒る事はなくなったが、怒るといつまでも怒りっぱなし。より悪い方向へシフトした。よく「気持ちの切り替えをしっかりしないと自分が損する」と言われるし、昨夜の夢でも言われた。イライラの元は手を変え品を変え、自分に降りかかって来る…と、否定的に捉えてしまうその性格が、鬱積する不満の原因だという事。人に言われるまでもなく、自分がよくわかっているのだが、わかっているだけで何もしなければ伝わる訳がなく、反省している。今日も早く寝る事にしよう。

 

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コダマヒデキ~音楽と俳句の部屋~