流感の窓に僅かな日向かな

 

「方円」2010年2月号雑詠(現・明象集)掲載。

この時期かどうかは忘れたが、確かに30代40代でインフルエンザに一度罹った事がある。確か日曜日、吹奏楽の練習が午後からあるのだが、どうも寒気がするので熱を測ったら38度。慌てて休日診療所に駆け込んだ。そこでは本格的な検査は出来なかったが、「A型のインフルエンザでまず間違いないだろう」との診断。翌日から3日間自室に籠った。熱は月曜には下がったが、インフルエンザなので大人しくして、水曜日、明日から復帰する旨上司に伝えると、開口一番「ヒマやろ?」と言われた事を今でも覚えている。その時の3日間、自室の窓から外を眺めた時の句。恐らく曇り空から太陽が顔を覗かせ始めたのだろう。

今日から12月。例の感染症はまだまだ勢いが衰えない。以前も触れたが、我が家には病人がいる。私が罹ったら本当に大変なことになる。インフルエンザでも例の感染症でも同じこと。しかし、世の中の動きを見ていると、どれだけ慎重に感染対策を講じていても、ウィルスはどこか隙を見つけては入り込んでくる。彼らにもちろん意思はないのだが、実に狡猾で強か。己が生きて次に世代に引き継ぐためには、致し方のない事なのかもしれない。しかし私たちにも生活がある。申し訳ないがウィルス達には次へのバトンを諦めて貰って、今後寒くなっていく中、より一層健康に気を付けていきたい。

 

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