突き上げる如き余震や梅雨湿り
「方円」2018年8月号特別作品15句「四葩育む土」より。
2018年6月18日朝、大阪北部地震発生。通学中の小学生が犠牲になった。この特別作品は6月末締切。タイトルの通り、紫陽花をメインテーマにしていたが、最後に急遽この句を入れ、「これから自分色に染まろうとする若い命が散った。悔やまれる。」と締めくくった。
今日があの地震から1年という事は忘れていた。電車に閉じ込められ、線路を歩いて通勤するなど、結構大変だったのに、日にちは忘れていた。何か備えねばと思うのは当日だけ。人間は忘れる動物なのだ。しかし、何色にも染まらず、無念のうちに亡くなった若い命もある。いつ何時、何が起こるかわからないと、常に緊張感を持ってとまでは言わないが、普段から心がけねばならない。
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