待つ便り今日も来ぬなり土筆煮る
「方円」2012年6月号清象集掲載。方円賞受賞、同人に推挙されて初めて迎える春の句。詠んだのは3月末から4月初旬にかけてと記憶している。
実は昔から作編曲も手掛けており、2012年から吹奏楽コンクール課題曲公募、朝日作曲賞に応募し続けている。この句を詠んだ年がチャレンジ1回目。結局その後、一次審査で選外という封書が来たのだが、結果を待っている間のわくわく感が、初応募の時は強かった。
それから幾度となく同じ結果が続くにつれ、待つ便りが来るタイミングが分かってくると、それを見ただけで「今年もダメなのか」と感づいてしまう。それでも、最初の頃ほどではないが、僅かな間でも待つ楽しみは失っていない。自らのスキルアップと挑戦、そして待つ楽しみを味わいたいという思い。そのために毎年チャレンジし続ける。そして今年も食卓に土筆が並ぶ。こんな季節の感じ方も良い。
↓コチラも併せてご覧ください♪↓