中学受験 国語の参考書・問題集【文章読解③】(長男) | 2023年中学受験するよ(たぶん)

2023年中学受験するよ(たぶん)

2023年,最終的に,長男が中学受験(関西)に挑戦しました。
その記録等々。

こんにちは。りょうたろうです。

 

のえる真顔が使用した,

国語の文章読解の参考書・問題集について

コメントを述べています。

 

中学受験 国語の参考書・問題集 総論(長男) | 2023年中学受験するよ(たぶん) (ameblo.jp)

中学受験 国語の参考書・問題集【文章読解①】(長男) | 2023年中学受験するよ(たぶん) (ameblo.jp)

中学受験 国語の参考書・問題集【文章読解②】(長男) | 2023年中学受験するよ(たぶん) (ameblo.jp)

 

 その続きです。

 私は,文章読解の本として,以下の本をお薦めしました。

 

1 中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版(エール出版社)

中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版 (YELL books) | 井上秀和 |本 | 通販 | Amazon

 

2 中学受験国語記述問題の徹底攻略(エール出版社)

中学受験国語 記述問題の徹底攻略 (YELL books) | 若杉朋哉 |本 | 通販 | Amazon

 

3 国語読解[完全攻略]22の鉄則(大和出版)

国語読解[完全攻略]22の鉄則 (高校受験[必携]ハンドブック) | 福嶋隆史 |本 | 通販 | Amazon

 

4 啓明舎が紡ぐ小学国語読解の基本(啓明舎)

啓明館が紡ぐ 小学国語 読解の基礎【3年~5年向け】 | 啓明館, さなる教材研究室 |本 | 通販 | Amazon

 

5 田代式 中学受験 国語の「神技」(講談社)

田代式 中学受験 国語の「神技」 | 田代 敬貴 |本 | 通販 | Amazon

 

それぞれの本について,順に説明します。

 

5 田代式 中学受験 国語の「神技」(講談社)

 この本は,のえる真顔の中学受験を(私が)意識し始めた小4の初めころに,

文章読解,特に記述問題の解き方を確認する上で,一番最初に読んだ本です。

 2010年に第1刷が出ており,絵に描きながら取り扱われている問題も

昔に出題されているもので,中学受験の分野では,おそらく古典に

位置づけられるのではないかと思います。

 第1部「読むための<技>」第2部「書くための<技>」とに分かれており,

各部の各章で大まかな<技>が提示され,その説明がされています。

 筆者の文章自体,30年以上の体験談を踏まえたもので,本当に興味深く

読みやすいです。生徒さんとのやりとりの様子もほほえましく,

また,生徒さんが実際に書いた答案も参考になります。

 そして先生が示している<技>の内容も,「確かにそうだな。」

と思わせるものがあります。

 反面,人生経験の少ない子どもが単独で読むには,少し難しいかも

しれません。親御さんがフォローする必要があると思います。

 

 総じて,この本は,保護者の方が,中学受験の国語,特に記述式の

問題の解き方を確認する上で,一番最初に読むとよい本だと思います。

 その後,さまざまな本を確認する上でのバックボーンを形成してもらえます。

 なお,使用時期ですが,子どもさんに話をすることを前提に,

親御さんが読むのであれば,小5前期以前でしょうか?ただし,

子どもさんの読解力が十分でないうちに使用しても,あまり意味がない

気がします。

 また,本試験が近い時期に,ポイントをまとめて確認する,

という使い方もあるかもしれません。

ただし,本来,

この本で述べられたことを頭に入れたうえで実践すること

が必要であり,そのための時間はじゅんびしておかなければなりません。

 

4 啓明舎が紡ぐ小学国語読解の基本(啓明舎)

 以前,このブログでも取り上げたことがありました。

 

国語「啓明館が紡ぐ 小学国語 読解の基礎」(長男) | 2023年中学受験するよ(たぶん) (ameblo.jp)

 

:少し補足すると,

この問題集は,あくまでも問題を解くのがメインであり,

「文章読解の方法・解答の方法」について記載された部分は,

ほんの一部です。

もっとも,ここで挙げられている事柄は,

これから中学入試の試験勉強において,

「お約束」「当然」とも言える事柄です。

ですので,機会があるときに,二度三度見直しておいた方がよいと思います。

 

3 国語読解[完全攻略]22の鉄則(大和出版)

 

:いわゆる「ふくしま式」でおなじみの福嶋隆史先生が,読解問題を解くために

まとめられた本です。

 福嶋先生によれば,

「国語力」とは,「論理的思考力」であり,

この「論理的思考力」は,

①「言い換える力」②「比べる力」③「たどる力」を指す

とのことです。

①が「具体-抽象の言い換え」を読み取る力,

②が「AとBの対比」を読み取る力,

③が「原因-結果の因果関係」を読み取る力です。

 先生のおっしゃっていることは,まさにその通りだと思います。

 そして,この論理的思考力の話に加え,

国語の問題を解く上での「お約束ごと」を含め,

それを22の鉄則にまとめ,説明されたのがこの本です。

 

 この本を私が目にしたのは,のえる真顔が小6の初めの頃です。

 この本の対象者は,もともと「高校受験生」です。

ですので,小学生には難し目かもしれませんが,

ぜひ,目を通して身に付けていただければと思います。

 この鉄則(特に,①~③の力)を頭に入れておくと,

文章読解には必ず役に立ちます。

 

 なお,この福嶋先生のメソッドを

きっちり理解し実現しようとするならば,

その他の「ふくしま式」の著作を購入され,

実際にトレーニングを積むべきです。

 残念ながら,うちでは,そこまで時間がありませんでした…。

 小6の初めの頃に,この本も含め,いくつかの本に

目を通してもらい,抜粋して問題を解いてもらいました。

 もし可能であれば,なるべく早い時期,

例えば小学低学年・中学年のうちに,「ふくしま式」の本を購入して

トレーニングを積んでおくとよいと思います。

 

 長くなったので,続きはまた別の機会に。