初めて行く病院では、普通問診票を書きますよね。
アメリカでも勿論書きます。
身長、体重、自分や家族の病歴など、日本でも普通に聞かれる事もありますが、
こんなの日本の問診票では見たことない!!という項目もあります。
一つは、ドラッグの使用の有無。
いや、そんなん普通ないでしょ、、、と健全な日本人なら思いますが、、こんな項目があるということはYesの人もいるのでしょう(まあ、正直にyesをチェックするとも思えませんが)
ちなみに、飲酒、喫煙と並んだ欄に、ドラッグについての質問が記載されています。
もう一つは人種についての質問。
まず、ヒスパニックかそれ以外かをチェックします。
その後、人種(race)についての項目をチェックします。
更に、民族(ethnicity)についてチェックする場合もあります。
このraceとethnicity ってちょっとややこしいと思いませんか?
私は日本生まれ日本育ちのアジア人だから、どちらもAsiaを選んでおけば問題ないわけですが、そうじゃない人もいますよね。
Race=人体的特徴での区別
Ethnicity =文化的特徴での区別
だと私は認識しているのですが、アメリカだから複雑な文化的背景を持っている人もいますよね。
例えばお隣さんは日系3世のペルー生まれで、子供達はアメリカ生まれ、アメリカ育ち。
人種的には100%日本人だけど、アメリカで育ち、ペルー文化と日本文化を色々ミックスして育った子供達のethnicityは何なのか?と言われると、一言では答えられませんよね。
この質問の意図としては、
人種によって発症しやすい病気があるのでしょうし、また、文化的特徴によってかかりやすい疾患もあるのでこのような質問を設けるのでしょう。
例えば、、アジア人である日本人は肥満になる人は少ないけれど、塩分の多い食事をしがち、、、とかね。
こういう質問があるのは、やはり多民族国家ならではだなと実感します。
また、病院の問診票に限らず、「ヒスパニックかそれ以外か」を聞かれる事が多々あります。
校区のアンケート、運転免許取得時の書類、クレジットカード作成書類、、、などなど、ヒスパニックか否かの情報がなぜ必要なの??と思う事がよくあるんですよね。
そういう時って、細かい人種を聞く質問はないんです。
アメリカ政府がヒスパニック系の割合のデータを集めているのかな?!
あまりにこの質問をよく見るので、どんな意図があるのか謎なんですよね。
もし理由をご存知の方がいれば教えてください。
ではまた〜。