前回の続きで、新潟県三条市にある保内三王山古墳群の見学記を書きます
古墳群の中で唯一の前方後円墳・1号墳を見た後、古墳群最高所にある11号墳を目指して、張り切って山道を登りました
小雨が降る中、標高約100mのところまで登るのはきついですね(笑)
雨の日はやめておくべきなのですが、次はいつ来れるかわからないので、気をつけながら歩きました
現地看板に青い丸を入れましたが、この範囲を見て回りました
前回掲載した1号墳(前方後円墳)を過ぎると、すぐに4号墳が見えます
4号墳は、前方後方墳で全長16.1m
古墳時代前期の築造で、古墳群の中では最も古い古墳だと考えられています
ロープがあるので、入るのは遠慮しました
山道右側にある5~8号墳(円墳)を過ぎると、左手に9号墳
9号墳も円墳で、東西8.4m、南北8.5m、高さ0.7~1.3m古墳時代前期の築造
その次に、10号墳
隅丸方形の方墳で、全長10.3m
古墳時代前期の築造
「古墳群では墳丘に上がらないで」という看板があったのですが
10号墳には墳丘に道がついているので、ここは荒らさないように気を付けて歩かせていただきますね
標高約100m付近に到着
11号墳の登場です
造出部付きの円墳で、全長23m、円丘部径21.6m
造出部長さ3.3m、幅5.6m
古墳時代前期、4号墳の後に造られたと考えられています
墳丘に入ることが出来ないので、遠くから造出部と思われるあたりをチラ見です
11号墳の埋葬施設は、木棺直葬
木棺には縄掛突起があり、重要な発見でした
両小口部の内側には、仕切り板のある小室を設けていたと考えられています
眺めが良く、古墳らしい立地いですね
11号墳からは、四獣鏡や鉄剣などが発見されており、その他の遺物も三条市歴史民俗産業資料館に展示されています
(撮影、ブログ掲載の了解いただきました
)
資料館は、弥彦線・北三条駅の南側から行くと、徒歩2分くらいの近さ徒歩トラベラーの私には、最高の資料館です
この日、新幹線の席で、スーパーで見つけたスナック菓子「パックル」をつまみながら帰りました
「カール」に似たスナック菓子だとネットで話題でしたので買ってみましたが、確かにパッケージが激似(笑)
「パックル」カレー味はやや濃いめで、この濃厚さがクセになりそうで美味しかったです~
(参考文献)新潟大学考古学研究室編 三条市教育委員会「保内三王山古墳群測量発掘調査報告書」1989年3月