今週、神奈川県横浜市青葉区の市ヶ尾横穴古墳群を見学してきましたA群12基・B群7基の計19基で構成されている横穴墓群で、6世紀後半~7世紀後半の築造です
19基全て同じ構造ではなく、この地域では珍しい複室構造の横穴墓が含まれています。また、前庭部があり祭祀が行われていたと考えられています✨
10年くらい前に行ったことがあるのですが、その時は蚊に襲われて退却
東急田園都市線・市が尾駅から徒歩15分くらいで、古墳群に到着
整備されていて、横穴墓の一部は中も見学が可能です
A群、B群に分かれていますので、まずはA群から
標高65mの丘陵に12基、ゆるいU字形に並んでいます
一番見たかったのは9号横穴なのですが、中に入室禁止の案内板が立てられていました
残念
9号横穴の天井中心部に、茶碗型の丸い穴が掘られているようです
天井が砂層に達しているため、崩壊に対する一策として造られた穴と考えられ、古い調査記録に「珍とすべきもの」と書かれていました
その左、8号横穴は見学可能です
12号横穴は、入ることはできませんが、ガラス窓の右側(矢印のあたり)に、ワイパーがついていました
自分で、ガラス窓の汚れをふきふきすることができます
ガラス越しですが、中が見えました
A群の少し上にB群があり、坂道を上がるとまず6号横穴、7号横穴に出ます
2基とも封鎖。
6号横穴は複室構造
ガラス窓がついていますが、中は全く見えませんでした
2号横穴は、入って見学できました
玄室に棺座があり、一段高くなっています
今回は、蚊が多くて見学が大変でしたよ
11月の関東にこんなに蚊がいるなんて、温暖化なんでしょうねじゃあ、10年後なんて気温は一体どうなっているんでしょう
今年は、日本でも気温が40度を超えた日がありましたねこの気温だと、逆に蚊がいないので古墳巡りにはいいと思いますが、人間が倒れちゃいます
少し寒くなってきましたが、まだ雪が降らないし今の時期が歴史巡りにはいいですね~
今月は、可能な限り古墳を見ておきたいかなと思います
(参考文献)武相考古会「武蔵野国都筑郡中里村市ヶ尾横穴調査記」昭和8年