昨年なのですが、熊本県で素晴らしすぎる古墳を見学していました
地主さんの敷地を通過する古墳なので「行き方をブログに載せていいですか?」と聞かなくてはいけないところですが、確認するのを忘れてしまいました
そのため、行き方は伏せて写真だけ掲載します
二軒小屋古墳という、感動の穹窿(きゅうりゅう)式天井がある円墳です
地主さんはおばあちゃんなのですが、足元が悪い中でも古墳の案内をしていただきまして、ありがとうございました
竹林みたいな感じですが、現状で直径15m、高さ4mの円墳です
6世紀後半の築造
南に開口する横穴式石室は、以前防空壕として使われていました
凝灰岩の羨門は、閉塞受けの刳り込み付きです
玄室は、奥行き3.8m、幅3.5m
安山岩の石屋形が立派ですが、さらに天井を見ると
天井高4.2m、見事な穹窿式
いつも思うのですが、穹窿式って、何人でどのくらいの時間がかかるのでしょうね
コレすごい完成度ですよ
玄室の壁には、大型石材が組み込まれています
外に出てから、羨道前の石材が気になっていたのですが
閉塞石の一部らしいです
こんなに素晴らしい古墳なのに、文化財としては未指定で正式な調査もされていないです測量のみです。石室内に線刻に見える三角もあったから、気になるんですよね
古墳を、正式に調査・保護出来たらいいですね。
(参考文献)熊本大学文学部考古研究室「Ⅲ肥後における古墳の調査2」1981、1977年度実施分