前回の続きで、岡山県の古墳巡りについてです
総社市三輪にある宮山墳墓群を見てきました
以前にも来ているのですが、写真がないため再訪です
弥生時代後期から古墳時代初頭にかけての墳墓群で、30数基の埋葬遺構で構成されています
三輪山の北西に延びた尾根上にあるので、レンタサイクルで近くまで行き、徒歩で山道を上がっていきました
山道でちょっと後悔し始めました…
蚊がすごいです(笑)
なぜ真夏に来てしまったんでしょう
尾根上に到着。径23mの円丘をもつ前方後円状の遺構が東端にあり、墓域が広がっています
円丘には竪穴式石室、そのまわりに箱式石棺墓、土壙墓、特殊器台を転用した特殊器台棺があります
それらの位置がわかるように、目印が立てられており、マニアの欲求を満たしてくれます
現地説明版で各遺構「○○号棺」の位置は確認できますが、劣化と汚れで見えにくいですね
33号棺まで確認出来ました
前方後円状の墳丘
円丘の竪穴式石室からは、飛禽鏡や直刀、鉄剣などが見つかっています
前方後円状の前方部状の部分は、もう確認出来なくなっています
白い線のあたりが、ざっくりイメージですが前方部状の西端です
まわりに「〇号棺」と書かれた目印がいくつも立てられています
前方部状にある22号棺、23号棺、24号棺、33号棺は、箱式石棺
ああっ、嬉しい~箱式石棺の位置がわかるなんて
遺構を示す目印なんて、ない遺跡のほうが多いですからね。
ここを見学される方がいらっしゃいましたら、尾根の西端まで歩いてみてください
緩い斜面の下を覗き込むと、ここに6号棺、7号棺の目印があります
こんなところに、箱式石棺です
見逃してしまいそうな位置
(その先にも4号棺、5号棺があるようですが、見えませんでした)
これらの目印があることで、めちゃくちゃ楽しめる墳墓群でしたよ
岡山から帰ってきた時に、友達から「また古墳行ったの行き過ぎぃ~」と言われました
実は、持病があって、いつまで健康でいられるかわからないので、少しでも若いうちに色々見ておきたいんですよね
健康って重要ですよ。引き続き、お給料を全部古墳に突っ込んで(笑)、人生を楽しみたいと思います
(参考文献)総社市「総社市史考古資料編」1987年3月