前回の続きで、京都府長岡京市の古墳巡りについてです
長岡丘陵にあるカラネガ岳1号墳を見て下山した後、気温39度という暑さでもう心が折れてしまいました
無理はせず、古墳巡り中止
楽しみにしていた長岡京市埋蔵文化財センターには行きたかったので、こちらに向かいました
写真撮影の許可をいただき、早速中へ
遺物をいくつか掲載します
古墳時代が満載の埋蔵文化財センターです
あまり見ない土器(白い矢印)が目に留まりました韓式の鍋ですね
こちらは、盾形埴輪の上に冑がのるという、武具を組み合わせた形象埴輪です
長岡京市内にある今里車塚古墳の後円部に立っていたと考えられています
「オレがご主人様を守るぜ」と全身で頑張っている、オラオラ埴輪だと思います
古墳好きにはたまらない棺シリーズ
右から盾形、釣鐘形の埴輪棺。左は小型陶棺。
職員さんから「小型陶棺には、火葬された骨が納められたのでは」と聞きました
陶棺を見て元気を取り戻したので、すぐ近くにある走田9号墳を見てから帰ることにしました
長岡京市埋蔵文化財センターから、自転車で3~4分という近さのお寺・寂照寺境内にあります
まず、お寺入口で拝観料箱に100円を入れました
古墳の墳丘はなく、横穴式石室だけが本堂裏の保護施設内に残されています
走田9号墳は、径約19mの円墳で、7世紀初頭の築造
南に開口する横穴式石室の玄室は、長さ3.05m、幅1.9m、高さ2.3m以上
逆側から
竜山石を使った組み合わせ式家形石棺の一部が見えます
底石と短側石の綺麗な加工にうっとり
調査時には、床に礫敷と排水溝の跡があったようです
石室が開口している南側の景色正面の平野には、古墳時代後期の集落跡があります
気温が39度なので、この後は見たい古墳を諦めて帰りましたが、いいことも沢山ありました
埋蔵文化財センターの方が親切で、埴輪の写真入り缶バッジのお土産もいただきましたよ。
ありがとうございました~
せっかく京都に来たので、駅で「はにわプリン」を購入して帰りました短い京都古墳旅でしたが、これで満足しちゃいました(笑)
また行こうと思います
(参考)長岡京市埋蔵文化財センターHP「走田古墳群」