私は古墳オタクですが、今回は弥生時代の墳墓を見てきました秋田県編です
秋田県は、古墳時代の古墳や遺跡は少ないのですが
弥生時代の遺跡なら秋田市内にあり、しかもバスで行けますので見学しやすくとても良かったです
秋田市御所野地蔵田にある地蔵田遺跡を見学したのですが、ここは台地上にある旧石器・縄文・弥生時代の複合遺跡で国指定史跡です
弥生時代前期(約2200年前)の住居3軒と木柵が現地に復元されており、木柵の外側に墓域があるんです
私の大好きな墓域がここにっ(テンション上がり気味)
住居と墓域の距離感が知りたかったのですが、かなり近いことがわかりました
土器棺墓25基、土壙墓51基が見つかっています
墓域と住居エリアが分けられています
墓域の横には、堀立柱建物跡もありました
土壙墓、その向こうに土器棺墓が復元されています
土器を棺にし、子供用のお墓にしたと考えられています
土器に土器をかぶせて、フタにします
この遺跡で驚いたことは
遠賀川系(北九州)の影響を受けた土器棺が出土していて、さらに遠賀川系に似た形で縄文模様がつけられている在地の土器もあるんです
九州の文化が東北にも来ているのですね
土器の形が日本海沿いを伝播してきたのか、直接九州から人が来たのか、色々考えてみると面白いですね
対馬海流に乗り海上ルートで誰か来たかなとか考えましたけど、泳げない私にとっては恐怖でしかありません(笑)
遺跡で「熊出没」の警告看板も見ました
これも怖いです気を付けながら見学しましょう
(参考文献)秋田市「国指定史跡地蔵田遺跡 御所野 弥生っこ村」令和5年8月