先日、宮崎県小林市真方にある東二原地下式横穴墓群の一般公開がありましたので、張り切って行ってまいりました
地下式横穴墓は、南九州特有の形態なのでどうしても見たかったのですが、公開日は月1回2時間なので、東京から行くにはなかなか難しくて
やっと見学出来ましたが、本当に素晴らしく、写真掲載許可をいただきましたので是非見てください
ただ、人骨レプリカがあるので、苦手な方はスルーしてくださいね。
小林駅でレンタサイクル(800円)を借り、現地へ
5世紀末〜6世紀前半築造の地下式横穴墓15基+円墳1基があります
今回は、矢印入れたところの11号墓を載せます📷
公園化されていて、地下式横穴墓が眠っている上にプレートが立てられています
元々は地上にも墳丘があったと考えられていますが、削平されていたので詳細は不明です
地下式横穴墓15基のうち2基が見学できますので、まず11号墓に入らせていただきました
親切なボランティアガイドさんが2名いらっしゃいました
ありがとうございました
地下式横穴墓は、竪坑から玄室に入る構造で、地下1mのところにあります
元々、ここでゴボウの作付けをしていたところ、玄室上に穴があいたことで発見されたそうです
11号墓の被葬者は、成人男性5人
副葬品は、鉄鏃、刀子、直刀など
15基中6基が、石閉塞。
竪坑の壁面に穴があるのですが、これは階段のようにして使ったと考えられています
紙資料を読んだ時に「玄室内に棚状施設がある」と書かれていたので、どんな棚か見たいと思っていました
壁面に、確かに彫りこみがありました
玄室内は、ベンガラで真っ赤でした
棚がぐるりと玄室を囲んでいますが、ここの地下式横穴墓群では棚に鉄鏃や鉄刀などが置かれていました
この棚、かなり萌えますよ私だけかもしれませんが
見学棟では、いろいろな方向から見学出来ます
感動の連続で、本当に行って良かったです
後編に続きま~す
(参考文献)小林市教育委員会「東二原地下式横穴墓群・下の平地下式横穴墓群 小林市文化財調査報告書第6集」1993年3月