4月に奈良で古墳を回っていたので、いくつかレポートしようと思いますレンタサイクルで、天理市杣之内町の峯塚古墳に行きました
円墳で、古墳時代終末期の築造
立派な横穴式石室と、切り石を隙間なく並べた葺石をもつ古墳です(竹に覆われて、葺石は確認できず)
天理環状線(51号線)を進むとこの説明板があるので、古墳に向かう道はわかりました
「古墳周辺の田畑に入らない」などのルールを守りながら進みます
目印はこのお地蔵様で、奥に網のフェンスがあります「峯塚古墳」という白いプレートのあたりから入らせていただきます
倒木があるところを過ぎたら左に曲がりますが、わかりにくいですね
現状では竹林なのですが、南向きに開口する横穴式石室が見えてきました
墳丘は3段築成で、一番下の径35.5m
昭和45年に撮影された墳丘の写真に、隙間なく並べられた葺石があり、これが切り石なんです
見た目的に昭和な銭湯のタイル?という感じなのですが、古墳が美しい半球形になるように調整しながら葺かれたそうです
うわぁ~緻密な作業
石室全長11.11m、入らせていただきます
羨道高さ1.7m
玄室は長さ4.46m、天井高2.4m、奥壁幅2.58m
奈良県って、こういう巨石墳が普通に残っているんですよね
天井2石、まぐさ石も綺麗で、このキッチリ感がたまらないんです
今は消滅していますが、すぐ近くに陪塚らしきものがあったそうで、刀が出た記録が残っています
さてさて。
今日は、衝撃の発掘風景をご紹介します
いつもは発掘される側の埴輪たちが、うちのテレビの横で発掘調査をしています(笑)
親指サイズの埴輪たちなので、なくさないようにしたいと思います
(参考文献)天理大学附属天理参考館・天理市教育委員会「杣之内古墳群」2021年