先月、福岡県朝倉郡で装飾古墳を見た帰りに、糸島市に寄り道して弥生時代の支石墓を見てきました
支石墓って、ピンと来ない方が多いかもしれませんね
上石とそれを支える石を上部構造として地上に、その地下に埋葬施設を造るという、上下で構成されたお墓です
縄文時代末期から弥生時代中期の築造(例外的に弥生時代後期初頭も含む)起源は、朝鮮半島南端部
JR筑前前原駅で電動レンタル自転車を借りて、いざ出陣
糸島市大字志登字坂本にある、志登(しと)支石墓群に行きました
よぉ~く見ると、何かがいるのがわかりますか(笑)
地表の平らな石、この支石墓が10基ありました
弥生時代早期~中期の支石墓で、10基の地下は全て土壙(埋葬施設)です
一部に箱式石棺風の石囲いもあったのですが、石棺とは異なるものなので、これも土壙と考えるそうです
可也山が見えますね
他の支石墓群では、可也山を意識した墳墓の配置が見られるので、志登支石墓群の皆さんも何か思っていたかしれませんね
糸島市三雲にある、石ヶ崎支石墓も見学しました
このモコモコした小ぶりな丘の上に入らなくてはいけないのですが、見学道とか入口はありません
あっ、嬉しい
今年設置された新しい説明板がありました
弥生時代早期の支石墓だと書いてありました
藪の中なので、夏の見学は大変だと思います
クモの巣だらけで、虫嫌いの私はもうぶっ倒れそうでした
上石は、長軸約2.2m、短軸約2.1mの花崗岩
この下に箱式石棺に似た埋葬施設がありましたその中と、すぐ脇にも甕棺墓あり。
自分が大きさを確認するために、上石にお菓子の袋を置かせていただき撮影しました
私は墳墓がメチャクチャ好きなので、被葬者さんはお菓子の袋なら許して下さるはずです
この上石、何kgかわかりませんが、弥生時代早期だとどういう方法で運んだのでしょう
今週はGWですが、みなさんいかがお過ごしですか
私は、今日は仕事なのですが、パソコン作業なので甘い物を食べながらです
以前、岡山県の前方後円墳クッキーを食べたことがあったのですが、甘い物が古墳の形だと萌えますね~
クッキー、マドレーヌ、ケーキ、チョコレートなどなど、アウトレットでまとめ買いしています
甘い物中毒かもしれません
(参考文献)甲元眞之「西北九州支石墓の一考察」2008年11月21日