今年2月に島根県益田市で古墳巡りをしていたのですが、それには理由がありました
2022年11月の新聞で「スクモ塚古墳が前方後円墳だった」という記事を見かけたので、見てみようと思ったからです
20年以上前に行ったことがあり、当時は造り出し付き円墳説と前方後円墳説があって、どちらかよくわからなかったんです
これでスッキリしましたけど、前方部に方形壇があったそうで、今回はそういう目で見てみようと思いました
レンタサイクルをかっ飛ばしてきましたが、雨が降りそうでヒヤヒヤしています
全長約96ｍの前方後円墳と確定しました
こちら後円部
4世紀後葉の築造です
後円部から前方部を見下ろしました
前方部ですが、青線の部分より赤線のところが一段低くなり、また白線のところが一段モコッと高くなっています
その白線のところに方形壇がのっていて、少しだけ埴輪が確認されました
わかりにくいのですが
くびれ部から横のラインで見ると、前方部の真ん中にあたる赤線のところが一段低く、その両側が高くなっています
方形壇のあたりから後円部を見ると、確かに赤矢印のあたりから一段下がっています
真横から
前方部が切れているように見えたため(矢印の部分)、長年この部分が円墳の造り出しかと考えられていました
横に陪塚がありましたが、これ以上崩れませんように
レーザー探査により、この後円部だけでなく前方部でも反射物体あり埋葬施設2か所かな
前方部を何回も行ったり来たりしましたが、スクモ塚古墳は住宅地にあるので、ちょっと不審者ですよね(笑)
方形壇がどうのこうのとか、マニアなお話をお読みいただき、ありがとうございました
ところで
先日、先輩にランチをご馳走になりました
無理矢理ですが古墳トークも聞いていただき、ありがとうございました
久々に女子っぽい雰囲気を楽しみました
いつも石室に潜ってばかりでは女子力が低下するので、たまにはランチにも出かけなくちゃと思いました(笑)
(参考文献)益田市「報道資料 史跡スクモ塚古墳の発掘調査結果に係る記者発表について」令和4年10月28日