4月の終わりに、熊本県山鹿市で古墳巡りをしました
写真を紛失しているので、再訪です
山鹿市は、装飾のある横穴が多いのですが、特に有名なのは鍋田横穴です6世紀代に造られた群集墓で、61基の横穴がありますうち16基に装飾があり、しかも常時公開ですから見放題です
岩野川(菊池川支流)沿い、断崖が連なる約300mの間に並んでいます
装飾が一番わかりやすいのは、27号横穴
横穴左側に、人物、矛、弓、靫、盾、馬が彫られています
過去の記録によると、右側にも人物や刀があったのですが、崩壊しているようです
27号横穴に入ることはできませんが、覗くことが可能な横穴は、他にいくつかありました
27号横穴から、川に沿って北に歩くと、開口している横穴を見ることができます
ここは覗けましたが、足元には要注意
一番右の横穴を見ましたが、墓室に屍床が3つ
このタイプの横穴は、10基あるそうです
その他、墓室には寄棟造りタイプもあり
矢印のところは屍床
必ず見ておきたいのが、27号横穴から道路を挟んで南方向にある12~14号横穴
12号横穴の右に、盾と靫の装飾があるのですが、12号横穴の4重?の飾り縁にも赤色顔料が見えますね
14号横穴の右には、靫が2つ見えました
見ていないのですが、半壊状態の26号横穴dには、ズボンを履いてひざ下を紐でくくっている人物が描かれているそうです(現状で、どこまで残っているかは不明)
装飾から、当時のファッションや文化がわかるのは面白いですよね~古墳旅をしていると、地方の博物館でたまに「古墳時代の衣装着用コーナー」があったりします
いつか着てみたいですね
(参考文献)山鹿市「新補山鹿市史」平成16年12月24日