前回の続きで、広島県三次市の古墳巡りについてです
三次市東酒屋町の矢谷古墳を見学してきました
「古墳」として国史跡の指定を受けていますが、正確には弥生時代の四隅突出型墳丘墓です
四隅突出型墳丘墓を2基合わせたような形で、しかも北側のほうが大きいので四隅突出型前方後方形という表現もされているレア墳丘墓です
少々ややこしい感じがしますよね(笑)
google map通りに歩くと着けないので、酒屋体育館を目指して行くと良いです
古墳看板あり
大雨で暗いので、写真を明るくしています
傘が役に立たなくてずぶ濡れなので、開き直って濡れたままで見学(笑)
標高230mのところにあり、上がるとすぐに四隅の突出部が見えました
主軸長18.5mですが、長さ12.5mと6mの墳丘墓が連結しているような、特異な形状です弥生時代終末期~古墳時代初頭の築造
赤線より上部が、前方後方形として言うと後方部、下部が前方部に見えるということだそうです
う~ん、確かに北側が大きい
配置図に入れた赤線を、写真に入れました
赤線のあたりが前方後方形のくびれ部にあたりますが、特殊感がありますね
埋葬施設は、墳丘上に木棺7基・箱形石棺2基・土壙など計11基
5号の組合式木棺が一番大きいので、この墳丘墓のビッグボスと考えられています
墳丘西側に、方形周溝墓1号もあります
ここから古代ローマ帝国産のガラス玉が発見されています
北側から南側を見たところですが、左上に体育館の屋根があります
ここ高台なので、墳墓には最適です
矢谷古墳は、全体の形を掴むために真上から見てみたいですねでも、残念ながらヘリコプターを持っていません
気軽に買えないですけどね
車も自転車も持っていないですし、人生の中でそんなに大きな買い物をしたことがありませんでも、古墳・遺跡旅行代が結構かかっていますね
日頃節約を頑張って、なんとか古墳代を工面していきたいと思います
(参考文献)文化庁「文化遺産オンライン 矢谷古墳」