先日、どうしても見たかった遺跡(墳墓群)を見てきました
広島県三次市にある、弥生時代前期末~古墳時代初頭の墳墓が集中して造られている花園遺跡です
超簡単に言うと、台の上に215基以上の埋葬施設があるという国史跡の墳墓群です
JR三次駅からバスで行けます
かなりの雨だったのですが、もう来てしまっていたので、古墳巡りを決行しました
標高190mの高台にあります
まず、第1号墳丘墓という長方形の台が見えてきます
東西32m,南北18m、北辺は高さ1.3mで、3面に貼石あり
第1号墳丘墓と書かれている部分が、この長方形の台
この方形台状墓に、土壙、箱式石棺、石蓋土壙が215基以上あります
遺構配置図に埋葬施設がいっぱいです
埋め戻しされていますが、台には上がることができます
石材が露出していますが、冬だったら草がなくもう少し見えるかもしれません
第1号墳丘墓の西側
丸印の場所がずれているかもしれませんが、このあたりにも埋葬施設があったようです
第1号墳丘墓の北西側に、第2号墳丘墓があります
東西14.14m、南北9.03mの方形台状墓
第1号より一段低い場所にあり、23基の埋葬施設が確認されています
第2号墳丘墓にも貼石がありました
第2号の北東にも墓域が続いていて、推定ですが全体で400基以上あると考えられていますええ~っ
約30m×約20mの方形台状墓が近畿にもあるので、もしかすると統一規格で造られた祭壇ではという考え方もあります
わあ~っ
大雨であることを忘れるくらいの驚きと感動がありました
…と言いたいところですが、ずぶ濡れで雨はつらいです(笑)
大雨古墳巡りは、次回へと続きます
(参考文献)肥後弘幸「方形貼石墓概論」京都府埋蔵文化財論集 第6集