大分県の古墳巡りを書いていたのですが、見た古墳を忘れてしまいそうなので、滋賀県の古墳巡りを少し挟みます
先月、滋賀県・琵琶湖の東側にある山本山から西野山にかけて並ぶ古保利古墳群を見学しました(長浜市高月町 他)
山の尾根に、南北約3kmの長さで一列に前方後円墳・前方後方墳・方墳・円墳と4種の古墳が並んでいます
黒いしるしが古墳で、132基確認されています3世紀~7世紀中葉(一部の群集墳)にかけての築造
山を横断し、藪になっている古墳以外はほぼ全部見ました
我ながら軽く変態だと思います
赤い矢印あたりまでの代表的な古墳を載せますね
まず、古墳群の南側、山本山側から入山
獣除けの網を開け、必ず閉めてから登山道を上がっていきます
山頂から、琵琶湖に浮かぶ竹生島が見えます
山本山城があった場所なので、周辺に本丸や二の丸、三の丸などの跡がありました
山頂を過ぎると、旭山古墳に出ます
前方後円墳で、全長32.5m築造時期は、古墳時代中期よりは前とのこと(推定)
後円部の真上が登山道になっていました。標高250m
前方部を過ぎて、北に進みます
少し歩き、円墳、方墳を通り過ぎると、大谷古墳に出ます
前方後円墳で、全長40m
前方部が北側を向いています
大谷古墳のすぐ北側にある屋ヶ谷古墳は、前方後方墳で、全長27m肉眼だと古墳に見えるのですが、写真にするとわからないですね
後方部が北側を向いています
一列に並ぶ円墳や方墳を過ぎて進むと、黒見古墳という前方後円墳に出ます全長32.5m。北側に前方部があります標高202m前後
北側に隣接するのが、北山古墳前方後方墳で、全長29m。
黒見古墳&北山古墳の東側を歩くと、並ぶ墳丘の形を見ながら北側に向かって進むことができます
このあたりまで来ると、1/4くらい歩いたかなぁという感じです
熊に注意の看板があるので、おすすめは出来ない古墳群なのですが
琵琶湖を望む位置にずら~りと並んでいる状況がどうしても見たくて、我慢できず行ってしまいました疲れすぎて、2~3日疲れが取れなかったです
「その2」に続きます
(参考文献)高月町教育委員会「古保利古墳群詳細分布調査報告書」1995年3月