前回の続きで、大分県の古墳巡りについてです
臼杵市稲田にある臼塚古墳を見てきました
JR熊崎駅から徒歩で15分弱です
ここには、関東にはない短甲形の「石人」が立っているので、どうしても行きたいと思っていました
臼杵神社の境内にあるのが、臼塚古墳という全長87mの前方後円墳5世紀初頭の築造
墳丘に上がる階段が見えますが、階段左が前方部、右が後円部です
写真右側に見える覆屋の中に「石人」が立っています。
この「石人」は、元々後円部に向けて樹立していたので、古墳の被葬者を守る武人としての石像だったと考えられています
わぁぁ好きです
短甲の形で、人間の身長サイズ
これは大分県に2例しかなく、日田市にある石人は福岡県から持ち込まれたものなので、元々あったものではないそうです。
後円部に上がらせていただくと、舟形石棺2基を見学することもできます
舟形石棺(大)に2人、(小)に1人埋葬されていました
石人がちゃんと守ってくれていたようで、成人骨が発見されています
後円部は、一部ガッサリと削られていますが残っています
前方部に石棺のフタがありますが、これはすぐ近くの丸山古墳にある舟形石棺のフタだと伝えられているそうです
丸山古墳に行ったところ、確かに舟形石棺の底だけ残っていましたこちらは、推定径15m以上と考えられる円墳で、5世紀中頃の築造
石人が守ってくれていたとわかったので、これでひと安心最近古墳旅行代がかかりすぎていて、ちょっと金欠気味ですが会いに来て良かったです
(参考文献)大分県史料刊行会「大分県資料第20」1961年