前回の続きで、滋賀県のお話です大津市の穴太(あのう)野添古墳群を見学しました
最寄りは京阪石坂山本線の穴太駅駅から歩いて10分くらいで、説明看板のある整備された場所に到着できます
(その前にも、道路沿いに説明看板が1枚ありますが、そこを過ぎて現代の墓地に向かって入っていきます)
モコモコした木がなければ、琵琶湖が見渡せる立地
また雨が降りそうな状況なので、急ぎで見学しました
古墳群全体では180基以上あるそうですが、現状では破壊が著しく、古墳かどうか判断しにくいものも多いようです
ほぼ円墳と考えられ、6世紀中頃~7世紀初頭の築造
看板では、これが野添第12号墳で、横穴式石室は埋め戻されている感じですね状態の良い羨門が残っていたそうです。
奥に15号墳がチラ見えしています
16号墳は、玄室は天井石無しですが、羨道のほうには大きな天井石が残っていました
手前の14号墳は、墳丘がもうないのですが、17号墳はわかりますね
このあたりは古墳だらけのワンダ―ランドなので、山にも入ってみます
円墳がボコボコあるのですが、小雨が降り始めてしまいました
ここはマダニが多い感じがしたので、要注意です
円墳が並ぶところで、横穴式石室も見かけました
ここ以外では、石室は崩壊しているものが多く、石材の一部が土の表面に露出している状況です
古墳群には、石棚つき56号墳もあるそうです発見できず
山に向かって少し進むと、鳥居があり「山之大神」と書いてありました
岩が露出しているので、磐座信仰があったのではと思います
ここから北西800mくらいの場所に、なんと紀貫之のお墓があるそうです平安時代の人も、琵琶湖が望めるいい位置が良かったのかもしれませんね
山城もあるし、このエリアは歴史満載でした
いい古墳旅だったんですが、雨が多くて私は雨女なのかも次回の古墳旅は、どうか快晴でありますよ~に
(参考文献)埋蔵文化財包蔵地分布調査報告書 大津市教育委員会文化課編 1983年3月