いつも古墳巡りについて書いているのですが、今回は古墳時代の別のことを載せます
8月26日に開催された、滋賀県滋賀県栗東市出庭の『出庭遺跡発掘調査現地説明会』に行きました
古墳時代前期~中期前半の鍛冶工房群跡の見学です
最寄りはJR守山駅駅でレンタサイクルを借りて訪問です
※撮影&ブログ掲載許可いただきました
竪穴建物が16棟見つかっていたのですが、うち13棟が鍛冶工房と考えられています
炉の跡が、写真が下手で見えないですね
これならわかるかも赤いところが炉の跡です
鍛冶工房とはいっても、大きな鉄製品ではなくて、農工具のような小さい日常的なものを製作していたのではというお話がありました
両足がスッポリと入りそうなこの穴、一体何でしょう
職員さんによると「熱い鉄を冷ますために、この中に水を張り鉄を入れたのではないかと。ただ、あくまでも仮説で、私の意見も入っていますよ~」ということでした
会場にはほぼ粉のような鉄片も展示されていたのですが、土をふるいにかけて探したそうですよ調査がいかに大変だったかがわかります
説明会見学を終えた後、まず守山市の寺山古墳(2号)に寄り道しました住宅街古墳です
円墳だと思いますが、未調査なので詳細不明
推定で、5~6世紀の築造
次に見たのは、寺山古墳(1号)こちらも未調査。
現状では一辺20m、高さ1mの台になっています
自転車で走っていたところ、古墳ではない土盛りも見かけました
一部にロープがあり入ってはいけないので、覗き込んでいたところ
近所の方が『お城見にきたんですか?これは浮気(ふけ)城の土塁ですよ』と教えてくださいましたありがとうございます平城の跡なのですね
浮気は「ふけ」と読むのですが、なかなかインパクトのある城名でした
(参考文献)出庭遺跡発掘調査現地説明会配布資料 2022.8.26.