岐阜県可児市川合にある、川合次郎兵衛塚1号墳に行ってきました最寄り駅は、JR・美濃河合駅、または名鉄広見線・日本ライン今渡駅です
以前、時間がなく見損ねたのでリベンジしました
横穴式石室が3つあるという珍しい方墳で、一辺29.5m、元の高さは約7m7世紀代の築造
きれいに復元されています
まずは、ど真ん中の一番大きな主室です
石室は、築造当時で全長15.5m(西副室増築後に17.4m)
柵があるので、撮影だけしました
天井のまぐさ石がバコッと割れています鉄骨で補強中ですね。胴張りの複室構造で、前室長さ3.4m、後室長さ4.1m天井高2.6m
元々石棺が安置されていたようです
主室を正面に見て左側にある、西副室
石室は、全長7.4mで単室
奥壁は、下部真ん中に大きめの石を配置。あとは川原石積み
主室を正面に見て右側の、東副室
方墳本体の上に、一辺3.8m、高さ1.1mのミニ方墳が乗るような形で増築されました
石室全長1.7m、天井高約0.6m小さいです。木棺の台石があったことから、子供用の石室だったと考えられています
裏側に回ると、葺石びっしりで復元作業の大変さが伺えました
この古墳の名称『次郎兵衛』さんって、一体誰鵜沼城(各務原市)の二代目城主だった大澤次郎左衛門正英が、逃げた時にこの古墳の中に隠れた…という伝承があり、それが古墳名の由来になっています
自分の名前が古墳名になるなんて、うらやましいです私も古墳名になれるように頑張ります(笑)
(参考)可児市史 第一巻通史編 考古文化財 平成17年3月31日