前回の続きで、福井県の古墳巡りについてです
福井県内で、どうしても行きたかった古墳のひとつが、この王山古墳群です
鯖江市日の出町にあり、最寄りはJR鯖江駅。駅から徒歩で約15分
弥生時代中期末~古墳時代中期にかけて、丘陵に計54基の方形周溝墓や方墳などが造られました
整備済みなので、歩きやすいです
東登り口から丘陵に入ると、道の脇に古墳が見え始めます(西登り口もあります)
登りきったところに、王山40号墳が登場
1世紀頃築造の方形周溝墓、東西23.5m、南北21m、高さ推定3m
墳丘から東側を見ると、文字のあたりが38号墳なのですが、もうほぼないかな
でも、北側がスゴイんですよ
王山40号墳から北に向かって,、墳墓がズラリと並んでいるのが見えましたわかりにくいのですが、数字は古墳番号で、1&3号墳は3世紀築造の方形周溝墓
調査されたのは11基だけなので、詳細が不明な墳墓も多いです
北に向かって、まだまだ墳墓が続いています
6、9号墳は、4世紀築造の方墳
7号墳は、3世紀築造の方形周溝墓
※墳丘は復元。
方形周溝墓(3、7)と方墳(9)の規模が似ているので、区別しにくいです
さらに、北に進むと墳墓が続いていて、こちらは24&25号墳
25号墳は、4世紀築造の方墳
ここは歩きやすいし、一度にたくさんの墳墓を見ることができるので、かなりおすすめです
墳墓だと知らない人がこの風景を見たら、四角い土の台が並んでいるのでギョッとするかもしれませんね(笑)
(参考)
鯖江市ホームページ
史跡王山古墳群保存整備事業概要報告書 鯖江市教育委員会 1990年3月31日